東南アジアに在住する場合子供の学校は日系とローカルどちらを選ぶ?
東南アジアに住んでいる日本人の大きな悩みの一つが子供の教育機関となる学校です。
これは本社採用の赴任者であっても同じです。
単身赴任で海外で働いていても、赴任期間が長くなるようであれば、家族を呼び寄せなければなりません。
そこで当然浮上する問題が、子供は日系の学校に入れるべきか、それとも現地のローカル学校に入れるべきかです。これは、いまだ解決しない大きな問題です。
スポンサーリンク
各都市に必ず日系の保育園や幼稚園がある
東南アジアにも日本人が多く住むようになってからは、各都市にいくつかは日系の保育園や幼稚園があります。
日本人が経営していて、教育方針、文化も日本スタイルなので、日本人の奥様方からすると、安心して自分の子供を預けることができます。
また、授業のほとんどは日本語となりますので、外国に居ながらにしてネイティブな日本語を習得することができます。
しかし、そこで問題が2点あります。
学費が毎月500ドル以上とかなり割高
1つ目は学費です。
毎月500ドルはくだりませんので、年間でおよそ60万円以上支出することになります。
それ以外にも各種イベントなどにもお金がかかりますし、送迎バスを利用する際は、追加で料金を支払わなければなりません。
500ドルと言えば、東南アジアの一般所得者層の平均給与にあたりますので、現地採用者の方は家計に負担がかかることでしょう。
スポンサーリンク
日系の高校というものが存在しない
2つ目の問題は、どこまで日系で通わせることができるかです。
どこの国も小学校から中学校程度までは、日系の私立学校がありますが、実は日系の高校というのは存在しません。
ですので、子供が高校に上がる際に現地に住んでいるのであれば、ローカル学校に入学するより選択肢がないのです。
しかし、日系の小中学校を卒業した子供たちは、日本語がネイティブとなり、現地の言葉はほとんどの場合わずかしか話せません。
つまり十中八九ローカル高校の入学試験に合格することはできないのです。
となると手段は一つ。日本に帰国することとなります。
現地の人と結婚した場合
もし現地人と結婚したのであれば、日本語と現地語双方をネイティブレベルまでもっていくことも可能です。
その場合は、小学校からローカル学校に入学させるのがおすすめとなります。
また、中には「インターナショナルスクールに入学」を考えている方もいらっしゃるようですが、こちらはかなり高いハードルとなります。
スポンサーリンク