ベトナム人の朝はとっても早い~ニワトリの声が目覚ましです
ベトナムは東南アジアやフランスなどに見られるシエスタ(昼寝)がある文化です。
これは一見すると古くから根付く文化のように考えられますが、実際は他にもいくつか理由があるようです。
朝6時にお店が開く
まず、ベトナム人は朝早くから活発に行動します。ローカルエリアではまだまだ食材の買い物には青空市場が主流です。
市場は6時頃から序々にお店が開き始め、ピークは10時過ぎとなります。ベトナムは日射しが厳しいので、11時となるとかなりの陽気です。
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ですので、ベトナム人の方々はまだ日がでない早い時間に買い物を済ませる傾向にあるのです。
日中まで働いてお昼に睡眠をとる
また、社会で働くベトナム人も朝は早いですね。
日本の企業の多くは定時は9時から18時が一般的ですが、ベトナムは1時間早く8時から17時が基本スタイルです。
6時から7時頃になると、道端の屋台でフォーやバイン・ミーを頬張っているスーツ姿の社会人をよく見かけることができます。
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そして彼らは日中まで働いてお昼に睡眠をとるのですが、いわゆる「睡眠不足」なのでは?と筆者は時々考えます。
ベトナムの家は基本玄関口を開け放して、外からでも中のリビングがうかがえるようになっています。
温かい午後の日射しを受けて、ハンモックに寝そべりたくなるのも理解できます。
参考記事:東南アジアの会社では昼食後に昼寝をするのがあたりまえ
目覚まし変わりに「コケコッコー」
また、ベトナムでは朝起きるためのアラームの設定は必要ありません。
早朝には近所の鶏が決まった時間に毎朝「コケコッコー」と鳴くからです。
ベトナム人男性の間では古くから闘鶏が人気です。自分が育てた鶏を戦わせて、先に逃げた鶏が負けというルール。
多少のお金も賭けていて、時間を持て余している中年男性たちが掛け声を出して鶏を応援している光景は珍しくありません。
戸建ての住宅街では誰もが鶏を飼っていて、早朝は檻から出すのでその鳴き声は近隣にまで響きます。
なかなか現代の日本では見られない古き良き光景は、ベトナムではまだまだ日常の生活風景。
ベトナムに訪れたときは、是非ローカルエリアに足を運んでみてください。
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