常夏のベトナムでも熱々の鍋が大人気ということはご紹介しましたね。

しかし、ベトナム人の場合は鍋だけに留まりません。

ベトナム人にとっては焼肉も精力を付ける源となります。

あまり牛肉を食べない理由

日本で焼き肉と言えば、基本は牛肉か豚肉です。

北の方では羊肉なども食べられていますが、ベトナムではどういった肉が定番なのでしょうか。

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まず、ベトナム人は日本人ほど牛肉を食べることはありません。

これはベトナム産の牛肉はとても硬く、質が悪いことに由来します。

最近はオーストラリア産やアメリカ産牛肉も出回るようになりましたが、ベトナム人にとっては高級なので、おいそれと食べることはできません。

こりこりと柔らかい歯ごたえが特徴の「やぎ」のお肉

そこでベトナム人に大人気なお肉が「ヤギ」です。

ヤギ肉は比較的柔らかく、しかも値段も安いことから大衆食堂でよく食べられます。

▼ホーチミン、グエンコンチュー通りのヤギ肉店

特に美味しいのが乳房の部位です。食感はお肉とレバ刺しの中間で、こりこりと柔らかい歯ごたえが特徴です。

つけダレは豆腐を発酵させたもので、最初は匂いが気になりますが、食べていくと病みつきになるから不思議です。

日本ではまず食べることができないので、ベトナムに来たら一度は試してもらいたいですね。

ただし、注意点も一つあります。

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ヤギの脳みそをナマで？

ヤギ肉屋では乳房肉の他にさまざまな部位のお肉を食べることができ、メニューの中には「ヤギの脳ミソ」もあります。

トロッとした白子のような舌触りで、ベトナム人の男性に人気の部位ですが、ほぼ生の状態なので外国人が食べてしまうと感染症ウイルスに感染する危険性があります。

度胸試しもいいですが、短い滞在時間を病室のベッドで過ごすことにもなりかねませんのでお控えください。

猪肉、鹿肉、ウサギ肉といった珍しい肉料理も

さらに焼肉好きであれば中南部高原地帯のダラットがおすすめです。

ダラットでは猪肉、鹿肉、ウサギ肉といった珍しい肉料理が名物になっています。

ホーチミンやハノイではなかなか食べられないので、ダラットの特産となります。

もう少しポプュラーなところではワニ肉やダチョウ肉があります。

こちらはどちらともホーチミン中心の観光エリアで食べることができますのでおすすめです。
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