ベトナムのホーチミンにある聖母マリア教会のマリア像は涙を流す?
ホーチミンの観光名所ともなっている聖母マリア教会は、19世紀後半に建てられたフランス統治下時代の建築物となります。
二つの双塔はゴシック建築の象徴であり、赤レンガの壁面は西洋を彷彿とさせるに十分な景観です。
ベトナムでは人口の2割弱がキリスト教徒と呼ばれていますが、その大半はカトリック教徒。
日中は毎日のようにウェディングドレスに身を纏った新郎新婦が、教会を背景に結婚写真を撮影している風景を見ることができます。
見かけたら「コングラッチュレーション」と祝福の声をかけてあげてください。
教会の正面には聖母マリア像
聖母マリア教会は旅行者だけではなく、現地人にとっても身近な存在で、夕刻のミサの時間帯になると門前に大勢の人だかりができます。
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それに合わせて傍の公園では屋台が出没したり、食堂は多くのキリスト教徒で賑わいます。
ベトナムのキリスト教徒は仏教徒に負けないくらい熱心で、財布にマリアの写真を入れていたり、首から十字架のアクセサリーを身に付けていたり、食事を摂る前は胸の前で十字を切る姿が見れます。
参考記事:ベトナムのキリスト教徒はとても熱心です~日曜礼拝は欠かしません
教会の正面には聖母マリア像が建てられてあるのですが、数年前、このマリア像が瞳から涙を流したということで一時期話題となりました。
教会で真夏のクリスマス
ミサの時間帯は残念ながら中に入ることはできませんが、それ以外の時間帯では色鮮やかなステンドグラスや、奥行きの深い教会内部を見学することができます。
クリスマスの日は教会周辺で合唱会が行われ、カトリック教徒の唄う聖歌に耳を澄ますことができます。
クリスマスは教会周辺の通りもイルミネーションに包まれますので、真夏のクリスマスにはなりますが、ホーチミンで過ごしてみるのも悪くはありません。
参考記事:真夏のクリスマスもいいものです~ベトナムのクリスマス事情
また景観としては裏手にあるダイヤモンドプラザの屋上から撮ると美観です。
教会の後ろ姿となってしまいますが、西洋の雰囲気を漂わせるホーチミンの町を一望できます。
観光コースとしては最初に訪れたいスポットで、横には中央郵便局、徒歩3分圏内に統一会堂があります。
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