ベトナム戦争が残したもの
「ベトナム戦争」という言葉は1度や2度は聞いたことがあるかと思います。
戦争が終結したのが1975年と比較的最近の出来事なので、当時テレビで放送された映像を覚えている人もいらっしゃるかと思います。
別名「第2次インドシナ戦争」
ベトナム戦争は「はじまりなき戦争」、「宣戦布告なき戦争」と言われているように、明確なはじまりはありません。
と言うのも、ベトナム戦争は別名「第2次インドシナ戦争」と呼ばれており、第1次インドシナ戦争(フランスとの抗争)からすでにベトナム戦争ははじまっていたと言う識者もいるからです。
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陸上で行われた戦争
日本人が勉強するベトナム戦争は先に説明した第2次インドシナ戦争の方で、アメリカ軍が投下した枯葉剤による奇形児は目を覆うほどの被害を被りました。
また、ベトナム戦争がなぜこれほどまでにクローズアップされているかと言うと、その1つに「陸上で行われた」ことが挙げられます。
ベトナム戦争は分断された南北の統一戦争という背景もあり、戦いが行われたのは主に陸上で、激戦区となったのは都市部でした。
戦死した軍人よりも、民間死者数が大きく上回ったのも悲劇と言われる由縁でもあります。
戦争終結のシンボル統一会堂
ホーチミンの観光名所にもなっている「統一会堂」は旧大統領官邸でした。
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1975年4月30日に解放軍が戦車でフェンスを破り突入しました。
無血城入場と呼ばれ、この瞬間、長きに渡るベトナム戦争は終結したのです。
この場面は当時日本を含めて世界で大々的にメディアに取り上げられたのはまだ記憶に新しいことです。
のちに南北が統一された場所という意味を含めて、旧大統領官邸は統一会堂と名を改めて現在に至ります。
現在でも重要な会議で統一会堂は使われているようです。
一度は足を運んでみたい博物館の数々
ベトナムには各地にベトナム戦争を題材とした博物館が点在しています。
事前にベトナム戦争に関して少しでも学習しておけば、博物館でより有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
博物館には当時の傷痕を生々しく残している写真や模型が展示されています。
過去の悲劇に眼を背けず、同じ過ちを繰り返さないために建てられた博物館なので、ぜひ一度は足を運んでみてください。
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