外国で日本人とだけ付き合うのはつまらない~ベトナムのYさんの生き方
外国に住んでいると、同じ日本人と話したい、付き合いたいという集団本能が目覚めます。
東南アジアには日本人街、日本人サークル、日本人が主に居住するマンションなどが必ずありますね。
確かに、異国の地では日本人の輪を大切にしなければなりませんし、最終的に困ったときに助けてくれるのは日本人だとも言われています。
しかし、果たしてそれで海外生活を満足できるのでしょうか。せっかく何かの縁で外国に住んでいるにもかかわらず、友人が日本人しかいなく、行動範囲が日本人街というのはいかがなものでしょうか。
たまには日本人の輪を抜け出して、異国の環境に溶け込んでみてはどうでしょうか。
ベトナム人と一緒にB級グルメ・欧米人と一緒にスポーツバー
例えばベトナムのホーチミンに住むYさん(男性/28歳)は、欧米人バックパッカーが集うファングーラオ通りと呼ばれるエリアに住んでいます。
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寝床はゲストハウスで間取りは狭いですが、オーナーは外国人慣れしているのと、隣りの部屋のカナダ人が気さくな理由からここに長く滞在しています。
夜になると多くのベトナム人と欧米人が行き交うようになり、通りには屋台やバーがオープンします。
ベトナム人と一緒にB級グルメを箸でつついたり、欧米人と一緒にスポーツバーでアメフトを見るのが毎夜の定番。
旅行ガイドブックにも掲載されていない穴場エリア
休日は寝台列車に揺られて、終点のクイニョンへ。
クイニョンは小さな港町。旅行ガイドブックにもほとんど掲載されていない、まだ外国人に汚染されていない穴場エリアです。
朝の海では、現地の人たちが網漁をしています。Yさんも混じって網を引っ張ると、何百匹の魚介が水揚げされました。
獲れたての魚や海老、貝を、近くのおばちゃんに頼んで網で焼いてもらうこともできます。
カタコトのベトナム語で彼らと意思疎通
午後は東南アジア特有の香りが漂う青空市場を歩きます。Yさんはカタコトのベトナム語で彼らと意思疎通を図ろうとします。
外国人を見るのが初めてという方ばかりなので、皆さん親切です。
「ベトナムには、まだ外国人が知らない魅力的な場所がたくさんある。ホーチミンだけに留まっているなんてもったいないよ」
そう嬉々と語るYさんでした。
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