東南アジアの現地採用者はお金がないからどこにも行けない?
現地採用で東南アジアに住んでいる方の中には、「生活が厳しい」「休日も家で過ごす」「日本食が食べたいけどお金がない」と嘆いている人もいます。
現地採用の場合は給与が赴任者や駐在員と比べると極端に低いことがその理由です。中には遊びに出かけるどころか、生活するのがやっとというレベルの安い給料で働いている人もいます。
確かに、給料が安いのは分かりますが、そもそも物価の安い東南アジアでは、それほど生活費はかからないはずなのに、なぜ生活が苦しくなってしまうのでしょうか?
この原因の一つは収入と支出の割合がアンバランスなことが考えられます。
毎月1000ドルの給料でベトナムで生活をしているFさんの収支
毎月1000ドルの給料でベトナムで生活をしているFさんをご紹介します。一見すると、Fさんの給料は現地採用の平均給与で、生活が困難に陥るほど低くはありません。
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しかし、Fさんの支出の内訳を見てみると、その全貌が明らかになってきます。まず家賃が500ドル。光熱費が100ドル。食費が200ドル。そして交際費で100ドルとなります。
インフレが続いている国では、500ドルのマンションも格安
Fさんの失敗は、見ての通り家賃の高さにあります。しかし、ベトナムのような年々インフレが続いている国では、往々にして家賃が毎年値上がりしているのです。
そのために、500ドルのマンションも、Fさんが住むこのあたりでは格安の部類に入ります。
また、公共インフラが整備されていない国というのは、光熱費が高くつくこととなります。場合によっては日本以上にかかってしまいます。
特に東南アジアでは年中エアコンをつけっぱなしにするので、電気代は高くなりがちです。
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支出を抑えたければ、生活レベルを下げる
Fさんの場合は、別のエリアを探せば家賃200ドル程度の物件も見つけることができるでしょう。
しかし、「ベトナム人と同じような生活はできない」というFさんは、多少家賃が高くとも快適さを求めました。その結果、万年金欠に陥り、友人と遊ぶお金もなければ旅行に行くこともできません。
参考記事:海外赴任では思った以上に厳しい生活を強いられる覚悟が必要です
500ドルのマンション常となります。東南アジアの現地採用者が支出を抑えたければ、自分の生活レベルを下げるしかありません。
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