ヒプノセラピーというダイエットに何度も失敗した人のアメリカ発救世主
ダイエットという言葉に女性は特に敏感です。あなたも過去にサプリを買ってはみたけど、結果が出なかった、そのような経験はありませんか?
最近ではよく「ヒプノセラピー」という言葉を耳にする機会が多くなりました。まだまだ日本ではメジャーではない言葉ですが、これには「催眠療法」という意味があります。
不思議に思える催眠の世界ですが、これを利用した療法はきちんとした理論に裏付けされたものです。では実際になぜこれでダイエットができるのか、その謎に迫りましょう!
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発祥の地アメリカでは常識、ではそもそもヒプノセラピーとはどのようなものでしょう?
▲テレビでヒプノバースについて語るジェシカ・マリー・アルバ。
アメリカの女優ジェシカ・マリー・アルバは、これを利用したヒプノバースという無痛分娩で第二子を出産しています。また英国のキャサリン妃が、同じ方法で出産をされて注目度はさらに上がっています。
アメリカではホームドクター制度と同様、プライベートセラピストを持つことは一つのステータスシンボルとなっています。100年以上前から、研究が進められていた分野です。
約50年ほど前からその研究が徐々に体系化され始め、現在では医療分野とも深いつながりを持つ療法として認められています。
ヒプノセラピーでは人を催眠状態に入れることが目的ではありません。あくまで療法を行うための手段ですので、実際のセラピーはそれから始められます。アメリカでのセラピーは三大需要と言われるほどはっきりしています。
ダイエット、ストレスマネージメントと禁煙です。特にダイエットは需要が高いジャンルですが、生活習慣との関連性が高いためまず「ダイエット」が必要な理由を明確にさせるところから始めます。
▲クリニカルという言葉でアメリカでの医療界との接点が見えます。
ダイエットセラピーの始まりです~催眠療法とは人間の脳に働きかける手法です
原因を突き止めてからセラピーが始まります。まずあなたの「ゴール設定」というものを行います。「こうなりたい」というセラピーの着地点ですが、この設定はあくまで現実的な、実現可能なところに置くのがポイントです。
催眠状態といっても現代催眠で必要なものはごく浅い状態です。意識はもちろんありますし、まどろみに近い状態です。どんな人でも催眠状態に入ることはできますので、出たい時は簡単に出ることもできます。
催眠で一番誤解を受けやすいのが「人に操作されるのではないか」、ということでしょう。じつはセラピストが催眠をかけているのではなく、受ける側が「入ってもいい」という意思がなければ絶対にかかりません。
多分あなたが催眠に持たれているイメージは、俗に言う古典催眠と呼ばれるもので、権威的なイメージのものかもしれません。いまでもこのようなスタイルのセラピストも存在しますが、決してセラピストが偉いからあなたが催眠に入るわけではありません。
▲典型的な古典催眠のイメージですね、これはいまの主流ではありません。
特に現代催眠ではクライアントとのコミュニケションを重要視しますので、お互いの信頼関係が催眠療法のキーとなります。
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適切な第三者のケアが大切なダイエット、ただ痩せるだけでは危険です
そして主に利用されるのが暗示療法というものですが、専門的な説明はここでは省きます。ただ一回で完結するような療法は、あり得ないということはしっかり認識しておいてください。
セラピーの目的は、クライアントの生活習慣を変えることです。ただ脳を休めてリラックス=浅い催眠状態、に入るだけでもそれを継続させて行えば一ヶ月で体調まで変わってきます。
このようなリラクゼーションのセッションだけでも良質な睡眠を取れるようになりますので、けだるさや寝起きなども良くなり、結果としてハリのある肌を実感できるようになります。
もし継続的にダイエットサプリを飲む習慣をつけたいのであれば、催眠中の暗示でそれを実現することが可能です。
ダイエットで気をつけたいのは、ただ痩せることだけが目的ではないということです。目的を達成するために、体調やホルモンバランスを崩してしまっては何の意味もありません。
▲ストレスはセラピーにとって大敵です。
もう一つ大切なことは「ダイエットしている」ということがストレスの原因にならないよう、セラピストは常に注意を怠りません。もしあなたが少しでもストレスを感じているようであれば、一度セラピーを中断します。
プロのセラピストであれば、このようにマラソン選手に伴走するコーチのように、必要な時だけ手を差し伸べます。
ヒプノセラピーは脳に直接働きかけるものですので、一般的な心理カウンセリングとはまったく異なります。またスピリチュアルなものでもありませんので、独立した療法であることをしっかりと認識しましょう。
文|床田仁グッチ
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