潔癖症の人の信じられない生活習慣~そこまでやらなくても...
「電車の吊革は絶対触らない」「中古品は買わない」「鍋料理や、にぎり寿司が食べられない」など、その人にとっては当たり前でも、他人から見ると信じられないような行動やしぐさをする人がいます。
いわゆる潔癖症と呼ばれる人たちです。
ここでは彼らの特徴的な習慣を紹介するだけでなく、潔癖症と言われる人はどのような人なのかについて、その特徴や原因などについて考えてみたいと思います。
もしも自分が潔癖症だったり、家族や友人にそのような方がいる場合には、きっと参考になるでしょう。
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具体的にどのような人を指すのか
潔癖症と言われると、ただ単に性格に問題があるように解釈されることもありますが、度を過ぎたものは強迫神経症という心の病気の可能性も考えられます。
潔癖症は別名不潔恐怖症とも呼ばれ、不完全恐怖(強迫性障害)と呼ばれる症状に合致する点が多いようです。
よくある代表的な症状として、何度も手を洗うなどの行為があります。
こういった行為のことを「強迫行為」といい、潔癖症の場合はこの強迫行動を起こせば起こすほど余計に気になっていくという悪循環が生じてしまいます。
他人には信じがたいさまざまな習慣
普通の人には信じがたい潔癖症の人の習慣には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここではいくつかの例をご紹介します。
・レストランやホテルなど、他の人が洗ったコップが使えない
・部屋の掃除をするときは、アルコール除菌までしなければ気が済まない
・お金を直接触れない
・1日に何度もシャワーを浴びる
・図書館などの本に触れない
・トイレを毎日長時間洗う
他にも変わった習慣として、お客さんを家に入れるときに足を洗わせて、靴下を履き替えさせる、必ずお風呂に入らせる、綺麗な部屋着に着替えさせるなどもあります。
恐怖心や不安などが原因となる
潔癖症に関しては、行動が直接的な原因になることはありません。
実はそれぞれが持っている不安や恐怖心などが根本的な原因であると言われており、日頃感じるストレスなどがきっかけとなって、上記のような特徴が現れてくるようです。
また潔癖症は別名不潔恐怖症とも呼ばれており、恐怖症の原因と共通する部分もあると言われています。
このような不安などの他に、親のしつけによって発症するケースもあります。
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たとえば親が潔癖症であるケースなどです。
子供に常に清潔でいさせようとして、子どもが服を汚すことを極端に嫌ったり、礼儀や整理整頓に関して厳しくしつけしたりしたケースなどです。
さらに雑菌などに関して過剰な反応を示す親の場合、子供に関することはすべて除菌することなどが当然という考え方になってしまい、成長してもそれがそのまま続くというケースもみられます。
このように、潔癖症の原因には個人の精神的な理由だけでなく、幼少期の環境もおおきく関わっていることが分かります。
不潔=悪いことという認識を捨てることが解決の糸口
もし潔癖症になった場合、どのような対策が考えられるのでしょうか。
潔癖症であっても、誰にも迷惑をかけなければ本人の問題なのでいいのですが、場合によっては、人とのスキンシップができないなどの問題が生じると、人間関係にも影響してしまいます。
そのため、潔癖症は治せるものならば治しておいた方がいいと言えるでしょう。
大切なのは「不潔=悪いこと」という認識を捨てることです。
しかし長年刷り込まれた考え方は簡単には取り除くことはできません。
正しい認識を持つためには、心理療法やカウンセリングなどに通ってみるのも1つの方法です。
精神科や心理療法を実施している病院やクリニックも数多くあるので、一度相談してみるといいでしょう。
代表的な潔癖症の有名人とは?
潔癖症の有名人と言われると誰をイメージしますか?その中の代表的なひとりとしては、最近テレビでよく見かける「坂上忍」でしょう。
あるテレビ番組では「潔癖キング」とも呼ばれるほど過剰な潔癖症として知られており、芸能界きってだそうです。
たとえば汗をかくとすぐにシャワーを浴びる、顔を拭くタオルと体を拭くタオルを別々に分ける、リモコンは定位置にきれいに並べて置く、トイレを4時間かけて掃除するなどがあります。
他にも愛車の助手席でクッキーを食べた女性を即座に降ろしたり、ガラスのテーブルに手をついた時にすぐに拭きとったりするなど、さまざまなエピソードがあります。
SMAPの中居正広も潔癖症の一人だと言われています。
本人が認識しているだけでなく、周辺にいる人も認めるほどだそうです。
メークは自分で行っており、他人から触られるのを極度に嫌がるそうです。
好きな女の子に触られるのも好きではないそうです。
芸人の金田哲もかなりの重症者と言われています。
実は上記の特徴であげた「家に来た人を風呂に入れさせる」「綺麗な部屋着に着替えさせる」がまさに金田哲の習慣です。
彼はトイレには気を配っており、少しでも汚れていると安心して用が足せないのだとか。
このような有名人だけでなく、潔癖症の人は身近な人の中にもたくさんいることでしょう。
もし自分のパートナーや親しい人が潔癖症だったとしたらと考えると、ノーマルな人にはちょっと憂鬱になりますね。
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