スポーツカーが危険な乗り物なんて大きな誤解です
かつては若者の憧れだったスポーツカー
最近は、若者のクルマ離れもあって、スポーツカーのイマイチ人気がありません。
作っても売れないがゆえに、各自動車メーカーもスポーツカーの販売にまったく力をいれなくなりました。
スポーツカーと言えば、かつては若者にとっての憧れのクルマでした。
マツダのRX-7や日産のフェアレディZ、ホンダNSXなどなど、そのスタイリングやマニアックなスペックに、多くの若者は羨望のまなざしを向けてきました。
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友人がそういった類の車を買ったとの情報が入ったら、即試乗させてもらいに押しかけたものです。
スポーツカーというのは大抵高価ですが、一方でスポーツカーの主なユーザーである若者は経済的に豊かではありません。
その結果、長期のローンの支払いを余儀なくされます。
しかもスポーツカーというのは、決して燃費が良くありませんから、車のローンとガソリン代で給料の大部分がなくなってしまうという、スポーツカー難民的な若者が当時はたくさんいました。
それだけの犠牲を払ってでも、乗ってみたいと思わせるだけの魅力がスポーツカーにはあったわけです。
なぜスポーツカーは人気がなくなったのか?
ところが、いまやスポーツカーとは対極的な位置にあるミニバンが大人気です。
どう考えてもファミリー志向であるはずのミニバンに、なぜか今の若者は惹かれるようなのです。
クルマに対する価値観というのは、時代によってこれほど大きく変わってしまうというのは本当に驚きです。
なぜスポーツカーの人気がなくなってしまったのでしょうか?
確かにキャビンが狭くて大勢で移動するには不便ですが、彼女とドライブするときなどは、(当時は女の子にモテたいがためにスポーツカーを買う若者が多かった)むしろ狭い空間の方が親近感が湧いて好都合なのではないかと思う。
また、スポーツカーは危険である、という意見もあります。
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しかし、冷静に考えてみるとスポーツカーほど安全なクルマはないわけです。
スポーツカーが安全であるという根拠
太くて扁平率の低いタイヤやガチガチの強化サスペンションでコーナーリングの安定性は抜群です。
多少運転のへたくそな人が乗っても、きちんと曲がってくれます。
また、スポーツカーのブレーキは強力です。
スピードの出る車を止めるわけですから、それなりの強力なブレーキがスポーツカーには必須です。
パワーに見合ったブレーキを備えていなければ、タダのじゃじゃ馬になってしまいます。
車と言うのは、止まれなければ必ず事故を起こしますので、本当にブレーキというのは重要です。
多くの人はエンジン性能や燃費にばかり注目しますが、車の性能で一番大切なのは止まる能力だと思います。
そんな、スポーツカーが危険な乗り物であると誤解される背景には、その加速性能やスピードにあるのでしょう。
しかし、あくまで法定速度を守って運転をするという条件で考えるならば、なんども繰り返しますが、スポーツカーというのは安全な乗り物なのです。
あとは、車のオーナーがスピードを出したい衝動をどう押さえるかという、メンタルの問題になります。
あくまで、そういった衝動を抑えることが出来ない人にとっては、危険な乗り物になりうる可能性があるということです。
by 知る蔵
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