利用するカードローンを選ぶ際に特に注意しなければならないのが実質年率ではないでしょうか?
金融機関の広告などをチェックしてみると「実質年率○○%」「金利○○%」という表記をすぐに見つけることができますので、比較は難しいことではないでしょう。
その数字が低ければ低いほどお得であることは間違いではありません。しかし、その数字の違いによって最終的に支払いにどのくらいの差が出てくるのか、ということまで考える方はあまり多くはないでしょう。
ここでは、しっかりと実質年率の意味を知り、よりお得にカードローンを利用する方法を考えてみましょう。
お金を借りると、その期間に応じて利息を払わなければならない…これは誰もがご存じのことだと思います。ですが、その計算方法についてはしっかりと理解している方はあまり多くないようです。
中には明細にかかれている最終的な支払額、分割の場合には毎月の支払額しかチェックしていないという方も少なくありません。これでは、自分がどのくらいの利息を支払っているのかすら把握することができないでしょう。
少額の借り入れであれば、それでも困ることはないかもしれません。額が大きい場合は、その分利息も大きくなります。利用する前にある程度把握しておくようにすべきでしょう。
その計算方法が難しくなってしまう理由の一つに、金利を表す方法が計算期間の違いによって3種類に別れている、という点が挙げられます。
・日歩…1日分の金利
・月利…1ヶ月分の金利
・年利…1年分の金利
このように別れていますので、複数の金融機関の金利を比較する際には、すべてを同じ形に直さなければなりません。金融機関による表記で最も多くみられるのが年利になりますので、すべてこれに統一して考えるようにするのが良いでしょう。
・日歩×365=年利
・月利×12=年利
それほど難しい計算ではありませんので、すぐに数字を出すことができるでしょう。
一括返済の場合はこうして簡単に計算することができますが、分割返済になると少し計算は難しくなってしまいます。毎月返済するたびに借り入れの残高が減ってしまうため、その都度計算をし直す必要があるためです。
これを計算した上でわかりやすく表記しているのが実質年率になります。ほとんどのカードローン会社で表記されていますので、必ず確認するようにしましょう。もし、大きく表記されておらず、わからない場合は直接問い合わせてでもチェックしておくべきです。
しっかりと金利の計算ができていないまま、返済の計画を立ててしまうと、いつまでたってもまったく元本が減らない、という事態に陥ってしまうことがあります。
具体的な例を挙げてみましょう。実質年率18%で100万円を借りたとしましょう。そこで毎月の利息を計算すると次のような式になります。
100万円×0.18÷365×30=14,794.5205円
これは、毎月14,000円返済したとしても借り入れ残高はまったく減らないということを意味します。このように、計算をせずに返済計画を立ててしまうと延々と金利だけを支払い続けることになってしまうかもしれません。
額が大きくなれば借り入れ額だけで返済計画を立てることはできません。もちろん、少額の借り入れであればそれほど気にすることはありませんが、ある程度どのくらいの利息を支払うことになるのかは把握しておくべきでしょう。
カードローン会社の広告で「実質年率○○~○○%」という表記を見たことはないでしょうか?ほとんどの会社で、金利はある程度の幅を持って設定されています。
人によって実質年率が変わってくるのでしょうか?まさにその通りです。
年収や過去の取引実績、借り入れ金額によって、金利は異なります。一般的に、初めての利用の場合はもっとも高い金利からスタートし、信用を重ねて行くことによって下がって行くことが多いようです。
また、借り入れ額によって変動することもありますので、自分の利用予定の額に応じてもっとも実質年利の低くなるカードローンを探すようにしましょう。
契約時にしっかりと規約を確認していますか?場合によって、利用中、返済中に情勢の変化に応じて金利が変化してしまうこともあり得ます。場合によっては返済計画を変更しなければならないかもしれません。
以外に見落とされてしまいがちですが、金利が変動するスタイルの契約は決して珍しいものではありません。住宅ローンやマイカーローンなどの長期にわたって返済を続ける場合だけでなく、少額なカードローンに適用されることがあるのです。
もちろん、金利が下がることもありますので、変動制が必ず不利というわけではありません。しかし、返済計画を立てることが難しくなってしまうことは覚悟しておく必要があるでしょう。
急にお金が必要になってしまったときに便利な即日融資。しかし、実質年率が高くなってしまうのでは?という不安を抱いている方も多いのではないでしょうか?
これは、金額や会社によって異なりますので一概に決めつけることはできません。法的な金利上限ギリギリというケースもあれば、かなり低い金利が採用されている場合だってあります。
ただ、急を要する場合はじっくりと各社の金利を比較する余裕がないかもしれません。その結果として金利の高いカードローンを選んでしまう可能性があります。
いざという時のために、じっくりと金利の安い会社を選んで一枚カードを作っておけば、急に現金が必要となった場合にも安心です。いざとなったら即日融資可能なローンを利用すればいい、と考えるのではなく、事前にしっかりと備えておくようにしましょう。
一般的なカードローン会社の場合「利率○○%」「金利○○%」と表記されている場合、これは実質年率を指すことがほとんどです。
しかし、中には年利や月利で表記されていることもありますので注意が必要です。
実質年率の中には保証料や手数料なども含まれています。例えば、年利が18%、手数料が2%、保証料が2%であったとすれば、実質年率は22%となります。わずか4%の差であっても、金額が大きくなれば大きな差となってしまいます。
契約前に、表記されている金利について必ず確認しておくようにしましょう。トータルで支払う額を計算することができなければまともに返済計画を立てることもできません。
このように、実質年率の仕組みや計算方法をしっかりと把握することができれば、事前に返済をシミュレートすることができます。
月々の収入からどのくらいであれば無理なく返済することができるのか…。それを考えながらできるだけ早く返し終えることのできるプランを立てることができれば、最終的に支払う利息を大幅に減らすことができるかもしれません。
カードローンを利用する際には何よりもこの計画性が重要となります。借金は人を苦しめるためにあるわけではありません。より便利で快適な生活を送るためのシステムです。
計画性を持って利用することができれば、カードローンによって苦しめられることはないはずです。
実質年率に関するお話をさせていただきましたが、ご理解いただけましたでしょうか?よく知ることができれば、カードローンと上手に付き合い、快適で余裕のある生活を手にすることができることでしょう。
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