最近のカードローンは銀行やコンビニのATMと提携しており、借り入れや返済が便利に利用できるようになっています。
しかし使い方を間違えると、手数料が意外にかかってしまうといったデメリットもあります。
もしもすでに利用中であれば、契約中の金融会社が提携するATMについて、一度しっかり確認をすべきでしょう。
カードローン会社がコンビニATMと提携をしている場合には、基本的に24時間いつでも利用をすることができます。わざわざ金融会社が設置するATMを探したり、利用時間をチェックしたりする必要がないので非常に便利と言えるでしょう。
こうした点から、現在では、借り入れや返済をコンビニで行うユーザーが多くなっています。よほど地方でない限り、全国どの地域にでもATMを設置したコンビニはありますから、コンビニでの買い物のついでに立ち寄り、返済等を済ませてしまうという方が多いのです。
銀行のATMも、コンビニほどではありませんが多く利用されています。たとえばお給料日にお金をおろすため銀行に立ち寄り、そのまま返済を済ませてしまうというケースが考えられるでしょう。
提携がされていればどの銀行であっても利用ができますので、近くに金融会社のATMがない場合や、コンビニよりも利用頻度が高いといった人には非常に便利であると言えます。
さらに銀行の場合はATMの設置数も多いので、ゆっくり落ち着いて操作ができるというのも利点のひとつです。コンビニの場合ですと、後ろに人がいれば落ち着かない、ということもあるでしょう。額などについて確認を行いながら、じっくりと利用できるのは銀行ならではと言えます。
銀行の場合、キャッシュカードを利用しただけでカードローンの申し込みを画面上から勧められる場合があります。「そんなつもりはないのに・・・」と思われる方もいるかも知れませんが、実はこの機能、非常に優れものなのです。
「カードローンはいかがですか?」という表示が出ているということは、実はすでに審査が通っていることを意味します。個人情報を事前にきちんと申告していれば、勝手に銀行側が貸し付け可能であるかを判断してくれているんですね。
さらに便利なのは、銀行のATMからすぐに申し込みを行える点です。画面の誘導に従い操作をしていけば、その場で申し込み組が完了するのは非常に便利です。こうしたケースもありますので、銀行口座を作る際には正しい情報を記入しておくのが良いと言えます。
ちなみに、銀行で作成できるカードローンの商品内容はその銀行によって異なりますが、一般的には少額であり、金利は15~18%です。キャッシュカードと一体型になる場合も多く、今使っているカードがそのまま使える仕組みです。
少額ではありますが増額機能がつくケースもあります。実際の金利は少し高めの設定ですが、手軽に利用できるというメリットは見過ごせません。
銀行ATMでのカードローンの申し込みについてはお分かり頂けたかと思いますが、もちろんデメリットについても良く知っておく必要があります。
まずは、あまりにも手軽に申し込みができるため、ついつい軽い気持ちで手を出してしまう点が挙げられます。もちろん、しっかりとした返済計画を立てて、自分の収入等のバランスを考慮していればまったく問題はありません。
しかし、画面に表示されたからなんとなく・・・という形で申し込みをし、少額であれ借り入れを行ってしまうのは少し注意が足りないと言えます。あらかじめ借入額等を検討し、なぜ借り入れが必要なのかを明確にした上で申し込みをしましょう。
次に本人以外でも簡単に申し込みが行える点も問題であると言えます。もちろん暗証番号等が分からなければ、キャッシュカードを使用することすらできませんので、他人が勝手に申し込むむということはないでしょう。
しかし、たとえばご結婚されている男性であれば、キャッシュカードを奥様に預けているというパターンも少なくありません。この場合、奥様が銀行でお給料をおろそうとした際に、つい出来心で申し込みをしてしまう、というケースもありえます。
銀行のATMでは本人の確認などは行えません。暗証番号さえ知っていれば誰でもキャッシュカードを利用できますし、カードローンの申し込みができてしまうのです。後から契約内容の詳細についての郵便も自宅に送られてはきますが、奥様の手にわたってしまえばまったく気づけないことになります。
「嫁を疑うなんて・・・」と思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、意外に家族に内緒で借り入れを重ねてしまう女性は多いものです。もちろん、なんらかの手を使って、他人に悪用されてしまうケースもあります。
こうした事態を防ぐためには、定期的に自分の口座等の情報については確認を行っておくべきでしょう。
提携先のコンビニや銀行ATMを利用する際に気をつけたいのは手数料です。便利だからといって手数料を無視して使い続けていると、利息以上に手数料の負担が首をしめることになる可能性もあるでしょう。
たとえばコンビニのATMの場合、年中24時間利用することができる場合が多いですが、手数料が発生することもあるので注意が必要です。借り入れの場合1万円以下で100円程度、1万円を超える場合には200円程度が必要になることもあります。
また、コンビニの場合はたいてい時間外の手数料が無料になりますが、銀行の場合には場所によって必要となることもあるので注意しましょう。そもそも銀行の場合は、時間外は利用制限がかかり、借り入れも返済もできないこともあります。
カードローン選びの際は金利や審査等について注意深く検討する必要がありますが、提携ATMの手数料や利用できる場所などについてもあらかじめ調べておくことをお勧めします。
とくに、自宅の近くのコンビニや銀行のATMと提携をしているか?手数料についてはいくらかかるのか?利用できる時間帯は?といった点に注目すべきでしょう。
有名どころで言えば、プロミスやモビット、楽天銀行スーパーローンなどはセブン銀行、ローソン、イーネットと提携していますので利用が可能です。
しかしアコムに関しては、上記3つのATMでいうとセブン銀行としか提携をしていません。近くにセブンイレブンなどがある場合は良いですが、ローソンが最寄りだ、ということであれば別の会社を検討してみるのも良いでしょう。
さらに利用時間についても確認が必要です。たとえばみずほ銀行の場合は、イーネット、セブン銀行、ローソンなどが提携先として挙げられますが、土曜日の借り入れは0時~22時で、返済は9時~17時となっています。日曜日はさらに短く、借り入れが8時~24時となってしまいます。
こうした提携ATMの条件を申し込みの前にしっかりと確認しておくことで、あとあと不便な思いをすることもなくなります。
利用に便利なコンビニや銀行のATMですが、メリット・デメリットについてしっかりと把握しておかないと後々たいへんな事態を招く危険性もあります。
もちろん、上手に利用すればこれほど便利なものもありませんので、一度しっかりご自身の利用しているカードローンのホームページなどをご覧頂き、内容の確認を行いましょう。
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