ワンルームマンション投資のメリット&おすすめの都道府県は?
少額でも始められる不動産投資では、「ワンルームマンション投資」がよく知られています。(少額とは言っても、1000万円程度は必要ですが)
ワンルームマンションで投資をする場合、「東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・滋賀」と言われています。その理由を説明します。
今後人口が増加するのは、上の6都県のみ
日本の人口は今後確実に減少します。2050年~60年には、9000万人前後になると言われています。
そんな中で、唯一今後もしばらく増えると言われているのが、上に書いた6都県なのです。とりわけ東京は、他の5県と比較しても断然増加率が大きく、東京五輪の開催決定もあり、今後も当分有利な状態が続きます。
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そのため、東京を中心とした、上の6都県のような都心部でワンルーム投資をすることが、推奨されることが多いです。
ワンルームマンションはなぜ有利なのか?
「人口が増える」というなら、別にワンルームでなくてもファミリー用でもいいはずです。それでもワンルームが推奨される理由は、下のようなものです。
■金利が低い時代には、みんな一軒家を建てたがる
ご存知の通り、今は超低金利の時代です。低金利であれば、住宅ローンの金利も安いということですから、多くの人がマイホームの建設を考えます。
つまり、家族の場合は部屋を借りるのではなく「自分達の家を建ててしまおう」と考えることが多くなるのです。
そうなると、当然ファミリー向けの物件では不利です。なので、このような低金利の時代にはワンルームマンションがいいということは、昔から変わらないルールなのです。
■リフォームの費用が安い
ファミリー用の場合、リフォームをする場所が多くなります。
そのため、リフォームをしてから賃貸に出そうとする場合も、初期費用が高くなります。一人用の部屋であれば、仮にリフォームが必要だったとしても、それほどの負担にはなりません。
さらに、費用が高いだけではなくファミリー用のリフォームは時間がかかるというのも難点です。
リフォームに時間がかかるということは、それだけ空室期間が長くなるということです。これが損失であることは言うまでもないでしょう。
■今後の日本は、単身世帯が増える
ワンルームの場合、仮に日本全体の人口が減っても「単身世帯」さえ増えてくれれば、昔よりもむしろ有利になります。そして、ご存知の通り、今の日本では単身世帯が増加しています。
原因は「経済格差」にあります。結婚や恋愛をしたくても、それに十分な年収がないためできない、という男女が増えたのです。
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実際、今の20代の男女の半分以上は「恋人がいない」と答えており、結婚以前の恋愛の段階で、すでに「単身化」が進んでいることが見て取れます。
経済格差は今後も広がる可能性が高いですし、震災から時間が経って、また日本全体が個人主義に戻っているのを見ると、単身世帯は今後も増えると考えていいでしょう。
これが社会としていい流れなのかは置いておき、現実にそうなっている以上、ワンルームの需要が増えるわけですから、それに応えるのは社会貢献だと言えます。
そして、不動産投資の鍵でもあるわけです。
部屋を選ぶ時の基準
当然ですが、ワンルーム投資がいくら有利とはいっても、いい物件を選ぶことは当然必要です。その際の基準を箇条書きにすると、下のようになります。(一部のみの紹介ですが)
・駅からのアクセスがいい(古い物件でもいいので、アクセス重視)
・エレベーターはない方がいい
・1階の物件は避けた方がいい
・1981年以降の物件を選ぶ
■駅からのアクセスがいい
単身世帯は当然、仕事が忙しいです。結婚生活も育児もない以上、生活の中で一番大事なのは「仕事」であり、仕事をスムーズにするためには、「通勤が楽である」ということが重要です。
そのため、ワンルームマンションは特に、交通の便がいい必要があるのです。
■エレベーターはない方がいい
エレベーターがあった方が利用者はありがたいと思うでしょうが、管理の手間がかかるので、オーナーにとっては実はない方がいいのです。
■1階の物件は避けた方がいい
これはファミリー用でも同じですが、特に単身の場合は留守にする時間が長いので、重要です。一日の半分以上は留守なわけですから、セキュリティが重要になるのは言うまでもないでしょう。
■1981年以降の物件を選ぶ
1981年(昭和56年)は、建物の「耐震基準」が新しくなった年です。これ以前に建てたらた物件の場合、最新の耐震基準を満たしていない可能性があります。
そのため、これ以降の年に建築された物件を選ぶのがいいわけです。
まとめ
物件を選ぶ時の条件を上にいろいろ書きましたが、最終的には「自分が住みたいと思える物件」であればいいようです。(ワンルームマンションに限らず、成功した不動産投資家の方々はよく同じことを言われています)
これに加えて、冒頭で紹介した「東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・滋賀」の6都県に目をつければ、成功する確率はぐっと上がると言えるでしょう。
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