カンボジアの物件でバーチャルオフィスを開業したときの驚くべき利益
【2015/5/18 11:49 追記】
当サイトのカンボジアの不動産についての記事は、複数誤りがあります。
有識者の方からいただいたご批判を、下の記事の冒頭にまとめさせていただきました。
カンボジアに住みながらノーリスクで不動産仲介業を始める方法
上の内容を踏まえた上で、今回の記事もお読みいただけたら幸いです。
【ここから記事です】
不動産で利益を出す方法はシンプルです。
・安い土地を買う
・それを高く売る(貸す)
だけです。これを徹底して突き詰めると、
・最貧国の土地を買う
・高所得国の富裕層に貸し出す(売る)となります。
つまり「日本で日本人相手の商売」ではなく「途上国で日本人相手の商売」をするのが有利なわけです。
(それも富裕層相手がベストです)
「最貧国」だと難しいかも知れませんが、カンボジアならすでにやっている会社さんの実例があるので、紹介します。
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カンボジアで、日本人向けバーチャルオフィス
ある業者さんの場合、下のような料金設定になっています。
▼バーチャルオフィス(住所貸し+郵便転送)
・月額…100ドル(今の相場で約10500円)
・郵便料金…実費
■レンタルオフィス(ワークスペース)
・月額…デスク1台100ドル
・初期費用…400ドル(約42000円)
・郵便&通信料…実費
この会社さんの場合、ワークスペースも提供しているくらいなので、家賃の高い、ハイレベルな物件を持たれているでしょう。
しかし、ワークスペースレンタルをせず「登記住所を貸す」というだけなら個人用アパートでもいいはずです。
カンボジアなら月2万円で借りられる物件はたくさんあります。
なので、格安のアパートをどこか借りて、その住所を貸し出すだけでも十分ビジネスになるんですね。
月2万円の物件ならこの契約を2件取れたら、それで「家賃タダ」です。
「そんなんでいいのか?」と思われるかも知れませんが、得てしてビジネスというのはそういう小さい所から始まるものです。
■途上国なら、不動産ビジネスも意外と簡単
このように、途上国なら不動産ビジネスも割と気軽に始めることができます。
もっとも、「バーチャルオフィスは不動産じゃないだろ」と思われるかも知れません。
確かに厳密には違いますが、冒頭に書いた不動産の本質を思い出してください。
「安い土地(物件)を高く貸す」が不動産の本質なのです。
「カンボジアのバーチャルオフィス」はまさにそれです。
一件不動産投資とは関係ないようですが、不動産ビジネスの本質には、間違いなく沿っています。
■電話応対業務なども安くできる
カンボジア人の月収は、プノンペンでも1万円です。
外資系のエリートでも月4~5万円です。
なので、電話応対などのサービスがついた本格的バーチャルオフィスも、簡単にスタートできます。
日本のバーチャルオフィスへの電話がガンガンかかってくるということは、まだ数年はなさそうですが、それでも早めにそういうサービスをスタートしておくと、ニーズが起きてから有利です。
こういう「種をまく」ということがいろいろ簡単にできるのも、途上国の魅力でしょう。
バーチャルオフィスを入り口にして、会社設立代行も売る
カンボジアでバーチャルオフィスを欲しがるような人は、当然カンボジアに会社を設立したいわけです。
なので、カンボジアのバーチャルオフィス業でトップに立つと、会社設立代行業でも自動的にトップに立つ可能性が高いです。
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そしてこの設立代行はバーチャルオフィスより遥かに利益が大きいです。
ある会社さんの場合、下のような料金になっています。
▼会社設立代行
・代行料…1800ドル(今の相場で約18万円)
・法定費用…1350ドル(約15万円)*手続きが自分でも必須
・最低資本金…約10万円)*手続きが自分でも必須
この代行手数料「18万」は、プノンペンの労働者の1年半分のお給料です。ということは、
「手続きはカンボジア人の業者に任せる」
というやり方でも余裕で稼げるはずです。
カンボジアの業者の料金がどれだけ高かったとしても、プノンペン人の月収が1万円なので、数万で依頼できる可能性も高いです。
仮に3万だとしたら、上の18万の手数料のうち、15万は日本の会社の取り分になります。
これでもまだプノンペン人の15ヶ月分の給料に匹敵します。
こう考えると、本当にすごい利益です。
(実際に参照させていただいた業者さんがどのくらいの利益を出されているかはわかりません)
不動産を入り口にして、そこから高収益事業につなげる
法人設立代行まで行くと「もう不動産じゃないだろ」とまた思われるかも知れません。
しかし、そもそも「純粋な不動産業」などどこにもないのです。
たとえばアパートの場合は、ただのアパートでは買い手はつきません。
「デザイナーズ」などの付加価値をつけて初めて売れるようになります。
これは純粋な不動産業ではなく、半分は「アート」なのです。
古民家再生もそうです。
古民家をただの不動産物件としてそのまま売っても売れないわけです。
おしゃれにリノベーションして、おしゃれなサイトを作って「ここでこんな生活はいかがですか」というイメージを湧かせて、初めて売れるのです。
これも完全に「ライフデザイン」の領域です。
「カンボジアの物件」をフル活用すれば何でもいい
要するに「カンボジアに物件を持っている」ということをフルに活用して、そこから利益につながるビジネスをどんどん発生させれば、それは立派な「不動産ビジネス」なのです。
「投資」ではないかも知れませんが、間違いなく「ビジネス」ではあります。
・カンボジアに物件(住所)を持っている
↓
・バーチャルオフィスができる
↓
・会社設立をしたいお客さんが集まる
↓
・1件15万の利益が出せる
という風に、もともとの始まりは「カンボジアに物件を持っている」ということなのだから、立派に不動産投資なのです。
ドラッカーは経営者の仕事を「持っている資源を活用して最大の利益を出すこと」と語りました。
それは不動産投資でも言えることなのです。
家賃2万のカンボジアのアパートだけでも、やろうと思えばこれだけのビジネスができるのです。
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