傘もオーダーメードの時代です!~自分だけのこだわりの1本を持とう
オーダーメード傘の人気が高まっているそうです。
洋服を仕立てたことのある人は少なくないでしょうけれど、傘をオーダーしてつくったことのある人は、まだそれほど多くはないのではないでしょうか?
専門店に注文すれば、生地の色柄や骨、ハンドル(持ち手)などを自由に選んで自分だけの傘をあつらえることができます。
梅雨や秋の長雨シーズンになると、気分がすぐれなくなるという人もいるでしょう。そんな人も、お気に入りのオリジナル傘を手にすれば心を明るくできるのではないでしょうか?
普通の傘に比べると価格はやや高めになりますが、6,000円くらいからオーダーできるお店もあります。ぜひ、一本つくってみましょう。 恋人などへのプレゼントとしても人気があるそうですよ。
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オーダーといってもいろいろあります
オリジナルの傘をつくるといっても、お店によってオーダーできる内容は異なります。生地、骨組みの形やサイズ、ハンドル部分(持ち手)やタッセル(飾り紐)まで、すべて自分で選んでつくってもらうのがフルオーダー。
着なくなった着物など手持ちの生地を持ちこめば再利用してつくってもらえるところもあります。雨傘だけでなく、日傘、折り畳み傘もオーダー可能です。
普通の傘店で買うのと同様に、陳列されているものの中から気に入ったものを一点選び、ハンドルやタッセルを自分のお気に入りに変えてもらうというオーダーもあります。
▲取っ手のことをハンドルといいます
できあがるまではひと月くらいかかります
京都の老舗(しにせ)の傘メーカー「小野内商店」では、日傘、雨傘、折り畳み傘のオーダーをネット注文することができます。セミオーダーの雨傘の場合、材質や大きさの異なる11種類の骨、水玉やペイズリーなど11種類ある生地、7種類のハンドル、5種類ある露先(傘の先端部分)や留め具(ボタン)をそれぞれ選びます。
オプションで、フリルをつけたり、名前を刺繍してもらったりすることもできます。価格は15,000円~。注文から商品が手元に届くまでにはひと月ほどかかるそうです。手持ちの着物生地などから傘をつくってもらうこともできます。(10,000円~)
東京六本木にあるハンウェイ(HANWAY)でも、オーダー傘を取り扱っています。骨の形(フォルム)のバラエティが豊かなのが特徴です。スタンダードの他、深張り(丸みのある形)、ヨーロピアン(平たい形)、14ケン(骨の数が多いスタイル)、二重張り(内側に別生地を張ったもの)があります。
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生地の色柄、ハンドルのスタイルなども豊富で、ハンドルにレーザーで名前を入れることも可能です。価格は20,000円くらいからで、完成までには30日~40日かかります。
▲こういう形が深張りタイプ
自分流にカスタマイズできるものもあります
一からすべて注文でつくるのではなく、でき上がっている傘のパーツを交換することで自分流にカスタマイズできるお店もあります。
東京・台東区の東京ノーブル(Tokyo noble)では、77色のカラーバリエーションを取り扱っており、その中から好みのものを選べます。野菜色をした「ベジタブレラ」というユニークなカラーも最近加わりました。
ハンドル(手元)や房、丈の長さをカスタマイズすることができ、その日のうちに持ち帰れます。価格は6,000円~13,000円程度。修理も即日できるのでとても便利です。池袋、有楽町のLOFTの他、全国のLOFTにも店舗展開しています。
プレゼントにも使われています
オーダーメイドの傘は自分のためだけでなく、プレゼントとしても人気を集めているそうです。家族や友人、会社の同僚などの祝い事や送別の品として購入する人が増えています。自分では贅沢すぎてなかなか買えないという人も少なくないため、プレゼントされるととても喜ばれるということです。
長く使うためには手入れも大切です!
良い傘を手にしたら大事に使いたいもの。安い傘と同じように乱暴に扱ってはいけません。開くときにはいきなりではなく、2~3回かるく振って骨と生地とをほぐしてから。
濡れた傘を水切りする際には、ハンドルをもってぶんぶん振り回してはいけません。強い力が加わり故障しやすくなりますので、やさしく開閉させるようにして水を払いましょう。濡れたまま長時間放置すると、生地が変色したり骨がさびたりする原因になります。直射日光に当てず陰干しした後で収納してください。
たたむときには、先端部分から生地を絞るように巻いてはいけません。手の汚れを傘に刷り込んでしまいますし、撥水加工を劣化させてしまいます。ハンドルと一緒に骨の先端部分をまとめて持ち、生地をつまむように一枚一枚巻きつけて重ねましょう。
生地の汚れを落とすには、10倍程度薄めた中性洗剤をスポンジに含ませてかるく拭きます。その後十分に水洗いしてよく乾燥させてから収納しましょう。生地をドライヤーで乾かすと変色する場合がありますので、気をつけてください。
安い傘を使い捨て感覚で購入する人もいますが、何度も買い替えつづければ意外と費用はかさみます。オーダーメードの傘は少々高価ですが、とてもおしゃれで長持ちです。
自分だけのオリジナルだと思えば、大切な品になるでしょう。良い傘はきちんと手入れをすれば何年でも使えるそうです。ぜひ、あなたも一生モノのステキな傘を手に入れてみませんか?
by 水の
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