一人暮らしの引越の挨拶は不要 -6割「しない」2割「来なくていい」
一人暮らしの引っ越しの挨拶は、基本必要ありません。
ここではアンケート結果なども交えながら、必要な挨拶の範囲などを解説します。
挨拶をしない人が6割
All Aboutに掲載されている、2005年のアンケート結果によると「一人暮らしでは挨拶をしない人が6割」ということです。
(参考ページ:All About『引っ越しで近所への挨拶は必要?』)
8年前のデータですが、現在はさらにこれが常識として定着しているはずなので、基本的に「一人暮らしなら挨拶は要らない」と考えていいでしょう。
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■田舎の場合は、大家さんや不動産屋に確認を
上のように書いたものの、実際には田舎か都会かによっても違います。都会であればほぼ確実に挨拶は不要でしょう。
しかし、田舎であれば単身でも必要な可能性はあります。
このあたりは「郷に入っては郷に従え」で、大家さんや不動産業者の方に確認するのが無難でしょう。
大家さんには確実に挨拶をするわけですから、その時に「やっぱり皆さん、引っ越し時に挨拶してますかね?」と聞けば、「いやー、する人もいるししない人もいるよ」「みんなしてるから、した方がいいね」などのアドバイスを貰えるはずです。
もしかしたら、大家さんの好みや価値観で言われているかも知れません。
しかし一応その物件の主であり、今後も付き合っていく相手なわけですから、一日(というより、買い物も含めてせいぜい数時間)、大家さんの価値観に合わせるくらいは、大したロスではないでしょう。
範囲は4軒(上下&両隣)
挨拶をする範囲ですが、「上下&両隣」が基本です。
もちろん物件によっては必ずしも上下、両隣があるとは限らないので、それに該当する部屋のみ挨拶に行けばいいでしょう。
■社宅の場合は、全員に挨拶が無難
例外は社宅の場合です。社宅である以上、住んでいる人は「全員同僚」ですから、これは普通の賃貸よりも気を使う必要があります。
できるだけ、同じ棟に住んでいる全員の方に挨拶に行った方がいいでしょう。
(もちろん、大規模な社宅の場合は難しいと思います。このあたりは常識的な範囲で「このくらい挨拶しておけば大丈夫だろう」というレベルにしましょう)
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品物(手土産)は何がいい?
条件を箇条書きすると、
・値段は500円~1000円程度
・賞味期限がない or 長いもの
・実用的なもの(消耗品で、置き場に困らないもの)
となります。
値段については、これ以上高くなると逆に相手が気を使ってしまうので、高ければいいというものではありません。
1500円くらいまでは、状況によってはいいかも知れませんが、基本的には1000円までで抑えた方がいいでしょう。
■賞味期限がない or 短い
そもそも、挨拶に行った時に相手が確実にいるという保証はありません。「4軒回って全員留守だった」ということは、都会ならよくあることです。
そのため、賞味期限があるお菓子などのおみやげの場合は、それを過ぎてしまったり、過ぎてなくても品質が落ちてしまうということがあり得ます。
チョコレートなどの溶けやすいものもそうです。
このような時間の影響を受けるおみやげの場合、それだけ不確定要素が多くなるので、できるだけ避けた方がいいでしょう。
食品であればお茶やコーヒーなどが一番無難です。
■実用的なもの
たとえば洗剤、タオル、おしゃれな台布巾などです。特に相手が主婦の方であれば、これらは喜ばれる可能性が高いでしょう。
こうした実用的なおみやげは味気がないと思われがちですが、のし紙や手書きのメッセージカードなどを添えれば、イメージは全然違います。
特に手書きのカードがあれば、言葉と簡単な絵(携帯の絵文字程度の絵)だけでも十分気持ちが伝わります。
一人暮らしの女性は、挨拶を避ける
一人暮らしの女性の場合は、逆に挨拶をしない方がいいと言われています。
理由は「女性の一人暮らしです」ということを宣言してしまうと、逆にリスクが高いからです。
もちろん、女子限定のアパートやマンションであればいいでしょう。
しかし、男女混合の物件の場合は、万が一挨拶に行った先の男性にストーカー的な関心を持たれても困るため、挨拶に行かない方が無難です。
■「来なくていい」という人も16%
挨拶については、それを受ける側でも「別に来なくてよかったのに」という人が16%ほどに上るようです。
(参考ページ:All About『引っ越し挨拶の基本』)
「来なくていい」という人がこれだけいて、上に書いたような女性ならではの事情もあるわけですから、女性の一人暮らしの場合は、挨拶は一切不要と考えていいでしょう。
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