単身者が安く引越する方法 – ワンウェイレンタカー(乗捨)を利用
単身者の引っ越しにおすすめの方法として「ワンウェイレンタカー(乗り捨て)」の利用があります。
荷物を運べるだけでなく、自分の交通費(新幹線代など)も浮かすことができるので、一石二鳥です。
ワンウェイレンタカーのシステムと費用
まずシステムについてですが、「乗り捨て」という言葉でもわかるように、たとえば「名古屋で借りて、東京で返す」というようなスタイルになります。
その分「ワンウェイ料金」という追加の費用が発生しますが、場所によってはそれでも十分安くなります。
筆者の場合は、名古屋から東京への引っ越しで利用しました。車自体のレンタル料金が6000円で、それに23000円の「ワンウェイ料金」がつきました。
それにガソリン代も入るので、大体総額は35000円程度です。
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名古屋と東京の間は、新幹線を使うとそれで1万円はするので、荷物の輸送25000円以上かかるのであれば、この方法の方が安くなります。
単身でもある程度荷物があり、だけど車1台で運べる、という場合にはこの方法を利用するといいでしょう。
筆者の場合は、デザインの仕事で使う少し特殊な機材があり、これは普通の輸送では絶対に運べない精密機器(しかも30kgの重量級)なので、値段が高いか安いか以前に、そもそも自分で運転して運ぶ以外の選択肢がありませんでした。
なので自然とこの方法になったわけですが、仮にこの機材がなかったとしても、おそらく普通の引っ越しより安くついたと思います。
ドライブ気分も楽しめて一石二鳥
さらにこの「ワンウェイレンタカー引っ越し」のメリットとして「ドライブ気分が楽しめる」ということも挙げられます。
長距離ドライブを日頃から趣味としている人であれば、名古屋から東京程度の距離であれば、しょっちゅうドライブしていることでしょう。
しかし、筆者は同等の距離の他の場所はともかく、名古屋と東京は初めてだったので、とても新鮮でした。
引っ越しというより、道中は完全にドライブとして楽しんでいました。
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眠くなったらサービスエリアで睡眠をとったり食事をしたり、とても楽しかったです。
夜行バスでは止まることのないサービスエリアにも止まることができるので、それぞれの施設のサービスの違いなどを見比べながら、ビジネス的な勉強にもなりました。
出発前は「6時間の運転とか疲れそうだな~」と思っていましたが、実際にはこうしていろいろ楽しんでいるうちに、いつの間にか着いていた、という感じでした。
もっとも、引越し先は東京駅のすぐ近くという、日本有数で運転をしにくい場所だったので、首都高速から下に降りていく時には、かなり緊張していました。(意外にあっさりと行きましたが…)
そもそも、物を持たない生活をするのが一番
筆者は個人での引っ越しは、実はこれが初めてでした。
(実家が転勤族なので、家族での引っ越しはもう言葉通り嫌というほど経験していますが。笑)
単身での引っ越しをしてみて痛感したのは「物を持たない生活をするのが一番」ということです。
引っ越しにあたって、不要品はどんどん処分したり売ったりしたのですが、売ってもお金になるものなどほとんどなく、ろくに使わないまま売ってしまった楽器やスポーツ用品やその他のものを見ていると、物を買うということがいかに虚しいことか改めて痛感しました。
もちろん、使い込むとわかっているものであれば買っていいし、買うべきなのですが、それ以外のものはもう買わないようにしたいな、と思いました。
特に新居は東京駅のすぐ側ということもあり、ありとあらゆるサービスが身の回りにありますから、自分で何かを買って、手元においておくという必要がありません。
もっと田舎だとそうは行かないかも知れませんが、それでも人間にとって本当に必要なものが少ないことは確かですし、そうやって荷物を減らして行くと、引っ越しの時はもちろん、人生全般が身軽になるのではないかな、と思います。
引っ越しというのは、自分の人生を見直す最大のチャンスの一つだと思います。
自分にとって必要な「物」「者」を見極める機会として、引っ越しをとらえるのもいいと思います。
(ここ数年で定着している「断捨離」というやつですね)
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