引越し業者にお願いするのは、荷物を新居まで運んでもらうということだけで、荷造りや荷解きなどは全部自分でやることになります。
そういう方法であれば確かに引越し業者に支払う代金は安くなりますが、その分、時間的にかなり余裕のある人でないと連日ハードな作業を強いられることになります。
安くするために自分でやる場合のメリット・デメリット
できることを全部自分でやるのであれば、荷造りはもちろん車もレンタルして、運転も運び出しも運び入れも自力でやることは不可能ではありません。
業者に依頼をしないのですから、確かに費用的には安く抑えられるでしょう。
転居先がごく近場であって、家具や冷蔵庫などの家電類も小型だというのなら、すべて自力でやることも可能かも知れません。
しかし、現実には大型の家具があったり冷蔵庫が２ドアだったりすると、恐らく自力ですべてを行うのは非常に困難です。
また、自力でやる場合の、デメリットとして、万が一のトラブルに対する補償が何もないということです。
旧居や新居で荷物を運んでいる途中、うっかりと壁や床に傷をつけてしまったらすべて自分で補償しなくてはいけません。
運転中に事故を起こせば、レンタカーの保険があるにしてもドライバーとしての責任は発生します。
荷台に積んでいた家財道具をダメにしても、すべて自腹になってしまいます。
そうなってしまった場合には、費用を安く済ませるどころか、かえって高くつくことになってしまいます。
万が一のことを考えると、安さばかりに目をうばわれるのではなく、単身の場合であってもしっかりと引っ越し業者を頼んだ方が得策ですし、結果として安くあがることが多いものです。
業者の見積もりをお得にしたいなら必要最低限のプランを選びましょう
家族向けであれ単身者向けであれ、業者にはさまざまなプランがあります。
その中から費用を安くおさえるプランを選ぶなら、まずは自分のニーズをハッキリさせておきましょう。
その上で、自分のできることは全部自分でやるシンプルで一番安い引っ越しプランを選ぶことをおすすめします。
とはいっても、荷造りをする時間が全然とれないのに、安いという理由だけで梱包を全部自分でやるプランを選んでしまうと、いざ当日になっても全然準備が間に合わないということにもなりかねません。
そうなると、引っ越し業者に大迷惑をかけてしまうことになります。
当日までに終わらなかった作業を業者に当日やってもらうとなると、高額が追加費用が発生することになりますので注意が必要です。
ニーズがハッキリしたら、ネット上の一括見積もりサイトを活用して複数の業者から見積もりをとりましょう。
見積をなるべく安くするなら相見積もりは必須です。一括見積もりサービスなら、簡単にたくさんの相見積もりを取ることが出来ます。
ただし、一括見積もりをとっても安易に業者を決めないで、最終的には営業マンを呼んで、訪問見積もりを頼むようにしましょう。
直接話をすることで、必要なものとそうでないものが見えてきます。
営業担当に、自分のライフスタイルにあった最適なプランを提案してもらうといいでしょう。
良い人にあたれば自分の裁量でちょっとしたサービスをプラスしてくれるかも知れません。
単身なら業者を使っても1万円台で可能
単身で荷物が少ないのなら、引越し単身パックを利用してしまうのが一番簡単です。
オンラインで比較して安いところにお願いすれば十分です。
荷物がひとつのカーゴに入る分は全部同額というのが単身者パックというプランの特徴です。
関東エリアの同一市内であれば１万円台という安い料金で済みます。
ちなみにクロネコヤマトなら、冷蔵庫（２ドア）、洗濯機（４kg）、電子レンジ、布団袋、衣装箱３，スーツケース１，段ボール１０で17,850円という低価格です。
トラックだけ借りるチャータープランという方法でお安く
自力でやるにしても、車の免許をもっていなかったり、運ぶのだけは業者に任せたいという場合には、佐川急便にチャータープランという、トラックと運転手だけを頼むシンプルなサービスがあります。
ただし業者は荷台への積み込みと荷台からの積み卸しは手伝ってくれますが、家からの運び出し、運び入れは手を貸してくれません。
お手伝いしてくれる人は自分でお願いしておく必要があります。
軽トラックに積み込める程度なら赤帽などの軽貨物引越し業者に依頼するのがいいでしょう。
軽貨物は確かに安いですが、個人経営のところが多く、決まったプランがあるわけではないですから、どこまで手伝ってもらえるのかを前もって確認しておきましょう。
安い業者を選ぶポイントは、必要な業者のプランやサービスをしぼり、自分でやれることとそうでないことを把握し、その上で希望するプランを用意している複数の業者から見積もりをとることです。
こちらもご参考にしてみてください。 佐川急便の引っ越し
