引っ越し業者のネット上の口コミや評判をそのまま信用してはいけません

インターネット上の評判や知り合いからの口コミは貴重な情報源であることは間違いありません。

ただ、書いてあることをそのまま鵜呑みにしてしまっては、情報を生かしていることにはなりません。

引っ越し業者においても、ネット上の口コミ情報はいくらでも検索できます。

しかし、それはあくまでひとつの参考材料であり、実際にはヤラセの口コミなども多いのがネットの現状です。

やはり、最終的にどの業者を使うかを判断するのは自分自身です。

そのためには、まず自分でたくさんの見積もりを取ってみて、いろいろな引越し業者を比較してみることが基本になります。

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中堅業者の善し悪しを知る材料になる

普通に暮らしていれば引っ越しは一生のうちに何度も行うものではありません。

そのため、いろいろな会社の評判を知り合いから直接聞く機会というのはそうそうないと思います。

そのため、引越し業者の善し悪しを判断する材料を集めるのは、なかなか容易ではありません。

口コミ情報を知る手段として、手っ取り早いのがネット上の書き込みということになります。

ネット上での口コミというのは、もともとあまりいいことは書いてありません。

いいことが書いてあると思ったら、業者自身によるヤラセの口コミだったりすることも少なくありません。

もちろん、すべての口コミがやらせというわけでもないので、その中から本物らしい情報を拾っていくことになります。

そんな口コミの中で大手の引っ越し業者の悪評が比較的少ないのは、社員教育が行き届いている分、スタッフが現場でお客様に不快な思いをさせることが少ないせいでしょう。

万が一トラブルがあっても、大手の引越し業者であれば社名が傷つくようなことがないようフォローがしっかりしていることも、よい評価につながっているのだと思います。

もちろん、大手の引越し業者であっても、悪い口コミが書き込まれていることもあります。

大手引越し業者が書かれる悪い口コミは、引っ越し当日よりも、訪問見積もりのときの担当者に対するものが多いようです。

営業マンは数字を上げるのが仕事ですので、契約を取りたいがためにどうしても強引さが態度にでてしまうことがあるのでしょう。

中堅の引越し業者は、大手のようにテレビCMなどで露出をする機会がほとんどありません。

そのため名前も聞いたことがない会社がたくさんあります。

しかし、実はこの規模の引越し業者の数が一番多いのです。

そういった業者は、大手の引越し業者のように社会的内評判を意識する必要もあまりないですし、引っ越しというほどんどの人が一生になんども経験するものではないことが仕事の対象ですので、リピーターを確保する必要もありません。

そのため、中小の業者のなかには、いわゆる悪徳業者と呼ばれるようなところも少なからずあるわけです。

そういった業者の口コミを、ネットで拾おうと思っても、会社の知名度がないためになかなか困難です。

そうなると、自分が引越しをお願いしようとしている業者に悪い噂などがないかどうかを、地道に引越しの経験のある知人などから聞く以外にないと思います。

ネットの口コミはなぜ悪い評価が多いのでしょうか?

ネットの口コミサイトでは、引っ越し業者の評判は大手・中堅どちらも良い評判よりも悪い評価の方が多く見られます。

その原因として、多くの人にとって「比較する機会がほとんどない」ということがあります。

もちろん転勤族などと呼ばれて引越しを繰り返すような人もいますが、多くの人は引越しの経験なんて一生に何度もあるものではありません。

そういった経験の少なさゆえに、過去の経験と比較することができずに、悪い点ばかりが目についてしまうのでしょう。

人は嫌な思いをしたことの方が強く印象に残っていますし、人に話すのも悪い噂の方が多くなりがちです。

日常的に利用する会社やお店と違って、引っ越し業者は名誉を挽回する機会がないため、悪い口コミが多くネット上に残ってしまうことになります。

また、引っ越しは同じスタッフで行っても、住宅の立地条件や天候で作業効率に差が出てしまい、仕事に対する印象も大きく変わってきます。

引越しの料金は、その時期や時間帯で価格が大きく変わりますから、間取りや距離、荷物の条件がほぼ一緒でも実際の費用は違ってくるわけです。

「同じプランだったのにAさんの時よりもかなり多く請求された」というネット上の悪い口コミの背景にはそういった事情があるのです。

決してお客によって見積もり金額を変えて、差別をしているわけではないはずです。

ネット上の口コミは、初めて利用する引っ越し業者が、どういう評価を受けているのかを知る大事な情報源だといえます。

あるサイトの口コミでは、「雑で不誠実」だと評判の悪かった会社が、別のサイトでは「親切で丁寧だった」と高評価を得ていることがあります。

ネット上の悪評を見てすぐに判断を下すのではなく、ある程度の数の情報を集めて、トータルで判断することが大切です。

そうして、どこのサイトを見ても評判の悪い会社をピックアップして、そこに依頼しないようにすればいいわけです。

逆にどんなにネット上の口コミによる評判が良くても、連絡を入れたら電話口に出た社員の口調がぞんざいで対応が悪かったり、見積もりに来た営業マンの態度が横柄で強引だったら、そのような会社とは契約はしない方がいいでしょう。

人の評価を丸呑みにせず、集めた情報の中から最終的には自分で判断しなくてはいけません。

数ある情報から役に立つものを選び出す目、話し方や態度で見極める目、大切なのは人を見る自分の目です。

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