最近はすべて引っ越し業者にお任せで転居をする人が増えているようです。かつてのように友人や知人の助けを借りて、自力ですべて行うのは少数派になりつつあります。
荷物がたくさんあるならば迷わず専門の引っ越し業者に頼むことになるでしょう。しかし単身で少量の荷物しかないときは悩んでしまうこともあるでしょう。ここでは、引っ越し業者にたのむほどではない「少量の荷物の場合」について考えてみましょう。
まずは運ぶ物の量を見る
どんな引っ越しでもまずやるべきことは「荷物の量がどれくらいになるか」の目安を調べることです。単身者や学生の場合、家具・家電を抜いてだいたい段ボール20箱くらいが一般的なようです。多い人でも30~40箱程度になっています。それより少ない場合は「少量の荷物」と考えて良いでしょう。
これくらいの量ならばレンタカーで運ぶこともできるでしょうし、単身パックなどを利用することもできるでしょう。どんなプランにするかを決めるためにもまずは自分の荷物の量をしっかりチェックしましょう。
費用はなるべく抑えたい!
荷物の量がチェックできたら次は費用について考えていきましょう。単身者や学生の場合は「なるべく費用を抑えたい」というのが本音ですよね。少しでも単身の引っ越し費用は安い方がいいに決まっています。
そこで考えられるのが「自分で作業をする」というプラン。レンタカーを借りて荷物の積み下ろしをし、数度の往復で往復で済ませてしまうという方法です。実際に業者を使わずに、自分でやってしまう人は少なくありません。費用も少量の荷物であればかなり抑えることができます。
レンタカー代は2トントラックなどを借りても1万~2万程度で済みます。荷物の量によっては往復する必要もないので料金はかなり抑えられるでしょう。友人や知人に手伝ってもらって、多少のお礼に食事をおごったとしてもそんなに費用はかからないことでしょう。料金を抑えるという点に特化した場合、レンタカーを借りるのも悪くはありません。
レンタカーを使う場合のデメリット
レンタカーでの引っ越しは費用が抑えられるというメリットがある反面、大きなデメリットもあります。それは時間と労力、そして万が一のトラブルです。
専門の業者と違って、プロの仕事は出来ません。素人がやる以上、どうしても時間はかかってしまいます。たとえ少量の荷物であったとしても業者に頼む時にくらべて倍以上の時間はかかるでしょう。労力もかなりのものです。段ボールを何十箱も運べば腕も足も腰も相当に疲れることでしょう。運動不足な人だと数日動けないレベルで筋肉痛になることもあるでしょう。
また、意外と多いのがトラブルです。最も気をつけたいのが「運搬時の破損」です。家具や電化製品など荷物の破損も考えられます。新居、特に集合住宅の場合では共用スペースに傷をつけるといったトラブルも少なくありません。素人ですから壁やエレベーターに「養生材を取り付ける」といったノウハウも道具もありませんよね。
万が一破損トラブルが起きた場合は弁償することになります。せっかく安く抑えたのに、弁償費用のせいで専門の業者に頼んだのと変わらないなんてことは良くあることです。自力での引っ越しは下手をすれば業者に頼む以上に費用がかさむこともあります。レンタカーを使って自分でやる場合には、こういったデメリットもあることを踏まえておきましょう。
やっぱり専門の業者が良いかも!?
引っ越し業者では単身者用のプランが豊富です。段ボールやその他梱包資材の支給、トラブル時の保険などもしっかりしています。学生であれば割引もあるので費用面では意外と安く収まるケースがほとんどです。少量の荷物しかない場合は、レンタカーを借りて自分でやるのと大差ないくらいの引っ越しの料金になってしまうかもしれません。
時間や労力と差引したときどちらが得かを考えましょう。安全・楽チン・トラブル回避などのメリットを考えて、自分に合ったベストの方法をを選んでいきましょう!