引っ越しの際、最も面倒なのが荷造りですよね。業者に依頼するにしても荷物の整理そのものは自分でやらないといけません。持ち物が多ければ多いほどかなりの重労働になりますし、時間もかなりかかってしまいます。
「何から手をつけたらいいのかわからない」と悩むこともあるかもしれません。実はいくつかのコツさえ押さえてしまえば作業はとても楽なものになります。
引っ越し作業の手際を良くするには「いかに効率良く荷造りをするか」がポイントです。スムーズに作業をするため、事前の下準備や荷造りのコツを覚えてしまいましょう。
不用品処分は必ず最初にやる
引っ越し作業でまず何よりも先に行わなければいけないのが「不用品の処分」です。人によっては「荷造りしながら捨てればいいでしょ？」という人がいますが、それは間違いです。荷造りと不用品処分は全く別の作業になります。
同時に二つのことをやるとなるのは意外と難しいものです。注意力も散漫になってしまうので「捨てるはずのものを段ボールに詰めてしまった」なんてミスが出たりします。必ず荷造り作業とは切り分けて、不用品処分を集中して行うのが効率アップのコツです。
不用品を処分することによるたくさんのメリット
不用品処分にはいろいろとメリットがあります。第一に「引っ越しの料金を安くできる」という点が挙げられます。業者が見積もりをする際、重視するのが「段ボールの数」です。
つまり荷物の量が引っ越し料金の目安になるわけです。最終的な荷物の量が少なければ少ないほど金額は安く抑えることができます。段ボールの数を減らすというのは料金を安くするコツの一つです。（料金を安くしたいとお考えの方は下記のページも参考にしてみてください。）
引っ越し費用の内訳を知って交渉を有利にしましょう
もう一つのメリットは「荷造り作業の効率化」です。荷物が減れば、荷造り時の作業量も少なくできます。肉体的にも時間的にもかなり楽になるはずです。捨てた分だけ、「業者に支払うお金も荷造り作業量も減る」ということを覚えておきましょう。
ちなみに、不用品を“お金に変えるコツ”というのもあります。本やCD、家具などの処分にリサイクルショップやネットオークションを活用してみてください。意外と高値で売れたりするのでちょっとした臨時収入になったりします。
作業効率UP！チェックシートの作り方
不用品の処分をしっかりと終えたら荷造りに取り掛かります。「よし！段ボールに物を詰めていくぞ！」と、作業に入るのはちょっとだけ待ってください。実は作業効率をアップさせるちょっとしたコツがあるのです。
荷造り前に、まず紙とペンを用意してください。
そこに自宅の間取りを大ざっぱに書き記すしてください。そして各部屋ごとに「どんな荷物があるのか」を書いていってください。
たとえば「書斎：本棚・机・椅子・パソコン」といった感じで何があるのかを明確に記しておきましょう。書きだしておけば荷造りの際にとても役立ちます。部屋ごとの梱包資材の量もわかりますし、作業の目安も見当が付けられます。作業中も「どこまで進んだか」のチェックシートとして活用できるので便利です。
荷造りに必要な梱包資材はこれ
梱包資材についてはほとんどの物が業者から入手できます。段ボールであれば無料のものだけでもかなりの量なので、新たに購入することはあまりないでしょう。段ボール以外で用意したいのは最低限でも5項目あります。
・新聞紙などの緩衝材
・ガムテープやビニールテープ
・ハサミやカッター
・掃除用具
・紙とペン
以上です。これだけあれば荷造りはできてしまうでしょう。もし足りないものがあれば、作業を始める前に準備しておいてください。荷造り中に「足りない！」と買い出しに行くのは面倒ですし効率も良くありません。ノートテキスト
使わないもの・重たいものからが基本
全ての準備が整ったらいざ荷造り開始です。下準備ができているので実際の作業としては「とにかく詰めていく」だけになります。さらに作業効率をあげるのならば「使わないもの」「重いもの」から詰めていくのがコツです。
たとえばすぐには読まない本、使わない食器類、シーズンが違う衣服などです。生活上すぐに必要ないものを少しずつ詰めていくと作業はとても楽になります。空いた時間にちょっとずつ進めてみましょう。
重いものから詰めると、後あと段ボールを上に載せたりする際に土台になってくれるので便利です。積み替えるなどの手間も省けるメリットがあります。使わないもの・重いものから意識して荷造りをしていきましょう。
引っ越し作業は面倒なものですが、ちょっとしたコツさえつかんでしまえばかなり楽になります。こういったコツをマスターすることで業者の料金を安くしたり、臨時収入が入るなどオマケメリットもたくさんあります。ぜひ引っ越し作業のコツを覚えてくださいね。
