できるだけお得に、そして自分に合った引っ越しをしたいのであれば、できるだけ多くの引越し業者を比較した上で検討しなければなりません。
現在、日本にはさまざまな形態の業者が存在しています。そして、料金やサービス内容もそれぞれ異なっていますので、できるだけ多くの業者を比較したいものです。
しかし、引っ越しの経験がそれほどない場合、それぞれの業者の傾向などもよくわからないでしょう。そこで、ここでは各業者を比較する際のポイントをご紹介したいと思います。
無料見積を上手に利用しよう
それぞれの業者の料金を比較する際にとても役立つのが無料見積のサービスです。低料金を売りにしている業者にとってはとても大きなアピールになりますので実施している業者も多くなります。
この無料での見積にも2つのパターンがあります。1つは店頭で大まかな荷物の量や場所などを説明し、見積の作成を依頼するというものです。この場合、時間もそれほどかかりませんので、スピーディにその業者の料金やサービスを知ることができるというメリットがあります。
しかし、実際に現地や荷物の量を確認しなければ正確な料金を出すことができないというケースもありますので、実際の引っ越し費用との間に差が出てしまうこともありますので、注意が必要です。しかし、料金の目安をある程度知ることができますので、業者間の比較をする上では良き材料とすることができるでしょう。
もう1つのパターンは実際に現地を見てもらった上で見積を作成してもらう、というものです。この場合、口頭での説明だけで見積を作成してもらうよりも、正確な金額を算出することが可能となります。
ただし、実際に担当者に来てもらう必要がありますので、その時間を割く必要がある、というデメリットがあります。しかし、集合住宅の高層階で暮らしていたり、トラックが家の前まで入ることができない、といった特殊な条件で暮らしている場合は実際に現地を確認してもらった方がより正確な見積を算出してもらうことができますので、メリットも少なくありません。
また、利用するプランや追加するオプションなどに応じて金額は変わってくるものですので、いくつかのパターンで料金を算出してもらうのも良いでしょう。
意外と見落としがちなオプション
不用品の処分や荷物の梱包や荷解きなど、引越し業者によってさまざまなオプションが用意されています。これらを利用する予定の場合は、その追加料金もしっかりとチェックしておきましょう。
いくら基本プランの料金が安くてもオプションの費用が高額な場合、最終的に支払う費用が予想以上に高額になってしまうこともあります。ですので、利用する予定のオプションを使用した場合の料金もしっかりと計算しておくようにしましょう。
単身パックのように多くの業者が設定しているプランの場合は、オプションとして追加しなくても基本プランでさまざまなサービスが用意されていることもありますのでサービスの内容も綿密に確認しておくと良いでしょう。
単身者用のプランならではの一括見積
多くの家族のいる家庭とは違い、単身パックの場合荷物の量が少なくなり、使われるオプションの種類も限られてきますので、ネットで利用することのできる一括見積を試してみるのも良いでしょう。
情報サイトなどを利用すれば条件を指定して一度に複数の引越し業者に見積を依頼することができます。サイトによってはその場で引っ越しにかかる料金の目安を表示してくれるものもあります。
もちろん、直接営業所へ行ったり、担当者に現地を確認してもらう場合に比べると料金の正確性は薄くなりますが、目安としては十分に利用することができるものです。
このようなポイントを押さえれば多くの手間や時間をかけなくても、しっかりと自分に合った引越し業者を見つけ出すことができるでしょう。