引っ越しのとき部屋を引き渡す前にやっておきたいこと

引っ越し作業にはいろいろなものがありますが、わりと忘れがちでおろそかにしてしまうのが「部屋の引き渡しに関する部分」です。

基本的に賃貸では「元あった状態で部屋を引き渡す」ことが原則です。部屋の状態以外にも公共料金の支払いなどもあります。忘れてあとであわてるなんてことのないように、事前にスッキリとすませておきましょう。

空け渡す前にやることはけっこうあります

荷物も段ボールに入れて、あとは業者を待つだけ。当日まで何もやることないな?と思っているあなた!実は引っ越しは「荷物を運ぶだけ」では終わりません。

業者がやってくれること以外に、依頼主自身がやらなくてはいけないことがあります。意外と忘れがちな部屋を引渡し前に済ませるべきこと。意外とやることが多いのでおこたらないで事前にやっておきましょう。

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部屋を引き渡す前に公共料金の手続きを確認

公共料金の支払いは意外と忘れやすいもののひとつです。電気・ガス・水道など日々使うライフラインは部屋を引き渡す前に一度、清算をする必要があります。

まずは引っ越し前に「〇日に転居します」ということを伝えておきましょう。電話一本で済ませられることなのでぜひやっておいてください。

支払に関しては連絡時に詳細を教えてくれます。新居に支払明細が届く場合もありますし、引っ越し前に係員が集金に訪ねてきてれくるケースもあります。

どちらになってもいいようにお金だけは用意しておきましょう。ちなみに、引っ越し業者によっては公共料金の住所変更をやってくれるサービスがあります。面倒な場合はお願いしてしまってもいいかもしれません。

役所への手続きも1週間前には終わらせましょう

転出届などの役所の手続きも部屋を引渡し前にすべきことです。基本的に転居する2週間前から行うことが原則なので、事前に時間をとって済ませておきましょう。

保険や子供の転校の手続きなども一緒の日にやっておくと楽です。あらかじめやっておかないと時間がなくてあわてることになるので気をつけてください。

どうしてもできない場合は郵送などでも手続きは可能です。仕事で忙しい場合などは必要書類を取り寄せて郵送しておきましょう。

最悪の場合「転居前にできなかった」というケースもあるかもしれません。しかし、基本的には引っ越しをした後でも役所の手続き自体は可能です。その場合、裁判所からの過料を言い渡されるケースもあり得ます。

数千円~数万円と状況によって変わるようなので注意してください。一番良いのは、余裕をもって1週間前には終わらせておくことです。

掃除はしっかりやりましょう

業者が荷物を搬出した後は簡単に部屋を掃除しましょう。お世話になった部屋をきれいに片づけをして引き渡すのは人としてのマナーです。長年動かさなかった大きな家具や、冷蔵庫などの家電がおいてあった場所はかなり汚れているものです。

ホコリなど溜まっているので掃除機やホウキなどで掃除をしましょう。雑巾がけなどができれば最高です。窓拭きなどは引っ越し日前にもできるので事前に行いましょう。

業者にも玄関周りや床の掃き掃除など簡単なことはお願いできます。軽い掃除であれば無料なのでぜひお願いしましょう。

実際の引き渡しはどうやるのか?

実際の部屋の引き渡しは管理会社や大家さん立ち合いの下で行われます。時間がある場合は同席して一緒に確認をしていきましょう。部屋の汚れ具合や劣化を見て「敷金の返還額」が決定されます。

大家さんにもよりますが、最近は比較的多めに返ってくるケースが多いようです。壁に穴があったり、明らかな破損がない限り8割程度は戻ります。

掃除などをして磨いておくとさらに心象が良くなって、もうちょっとお金が返ってくるかもしれません。

また立ち合いの際には簡単な菓子折りなど持参しておくとマナーとして良いかもしれません。お世話になった感謝の気持ちを伝え、気持ち良く部屋の引き渡しを行いましょう。

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