引っ越し業者には料金の安い閑散期があります。一年の中で人や物があまり移動しない、繁忙期と繁忙期のはざまです。企業の人事異動が一段落した頃や、入学・卒業などの学校行事のない時期です。
業者はピーク時に合わせて人員やトラックなどの体制を整えていますので、閑散期にはそれらが余ることになります。当然この時期はとても安い料金になります。
作業員が終日あまり仕事もなく過ごしたり、空のトラックが駐車場に置きっぱなしになったりするので、各社仕事を取ろうと積極的になります。そのためあえて安い引っ越し料金でも仕事を引き受けようとするわけです。
そのため、閑散期には安い料金で引っ越しができる可能性が高いと言えます。
安い時期は6月と冬の時期です
業者の繁忙期は3月~4月と、8月~10月で、それ以外の時期はそれほど集中しません。その中で引っ越し料金が安い閑散期となるのは6月および、11月から1月にかけての真冬の時期です。
6月は多くの会社が決算発表をする時期で、大規模な人事異動をしにくい季節です。入学や卒業などの行事もなく、梅雨時でもありニーズの少ない月となります。
11月~1月も企業の人事異動の少ない時期です。企業や学校の行事が少ない時期ということもありますし、年末年始のあわただしい時期に引っ越したくない、という人が多いことも影響しているでしょう。特に1月は一年で一番の閑散期。正月早々にバタバタしたくないと考える人は多いでしょう。
こうした時期には、業者では人にもトラックにも余裕があるため、繁忙期に比べて作業に大人数を割けたり、大型のトラックを手配できたりします。
そのため作業の時間を短縮し、丁寧に仕事ができるので、利用者側としてはより良いサービスをより安い料金で受けられる可能性があると言えます。日程の調整が可能な引なら、なるべく閑散期を選んでした方サービス的にも料金的にもお得といえるでしょう。
さらに安い引っ越し料金にしたい方は以下も参考にしてみてください。
引っ越しをする日は業者にお任せが見積もりを安くする一番の秘訣
仏滅の平日午後が一番ゆとりがある
一般的に引っ越しは休みの日か午前中に済ませたいと、多くの人が考えるようです。家族全員がそろっているときにしたい、とか、早く終わらせたいなどと考えるからでしょう。
そのため、土日祝日に比べて平日、特に平日の午後が閑散期となりますので、引っ越し料金は安いということになります。また、仏滅を気にする人もいますので、仏滅の平日午後が一番の閑散期です。
作業人員面やトラック大きさなども、平日はゆとりがありますので、より良いサービスを安い料金で受けられやすいと言えます。どうしても土日でないといけない、という事情がないのであれば、あえて平日を選んだ方が引っ越し料金が安くなります。
ピーク時にくらべると半額程度安く出来るケースも
閑散期にはし作業員やトラックなどが余り気味になるため、業者は安い料金でも仕事を取ろうとします。そのため、繁忙期に比べて基本料金が安くかなりお得な価格となっていす。ピーク時に比べると半額程度の安い料金でできるというケースもあるようです。
業者によっても異なりますが、閑散期にはある程度の値引き交渉に応じてくれる場合があります。繁忙期にはまず値引きをしてもらえませんが、閑散期であればかなり安い料金となる可能性があります。
真冬の平日に引っ越しをするような場合には、料金が破格にお安くなる、というケースもあり得ますので、交渉してみると良いでしょう。 参考情報:業者との値引き交渉のコツ
6月および11月~1月にかけての時期が業界の閑散期だと覚えておきましょう。また、土日祝日に比べて平日の方が、午前よりも午後の方が業者は余裕があります。
繁忙期に比べて閑散期は安い料金で引っ越しできますし、作業内容やサービスも良くなることがあります。値引き交渉なども、閑散期の方がスムーズです。時期を調整できるのであれば、料金の安い閑散期に引っ越しをした方が良いでしょう。