引っ越しは荷物をまとめたり、運んだりと肉体労働的な面が大きいイメージがあります。多くのことは業者がやってくれますが、それでも慣れない作業のために体力的にはキツイかもしれません。また、肉体だけでなく思った以上に頭を使うのも引っ越しなのです。
シンプルな作業が多いですが、物量が多いだけに「仕分け」やら「荷造りの順番」「作業手順」などにはしっかり頭を回さないととても効率が悪くなってしまいます。作業をスムーズに行うためにも、荷物チェックリストをつくることをオススメします。チェックリストをつくることで、作業効率がよくなるだけではなく、うっかりミスなども事前に防ぐことができます。
確認リストはぜひ作りましょう
転居をする当日に向けた荷造り作業も、日程に余裕があればマイペースで作業をし、段ボールにペンで「リビング用」などとしっかり書いたりして確実な仕分けが出来ると思います。しかし日程に余裕がなかったり、準備の時間がないと焦ってしまい、適当に物を詰め込んでしまうことも少なくありません。適当に荷物が入っていると新居についてからがかなり大変になります。
「料理するのに鍋がない」「読みかけの本はどこにしまったっけ?」などと探すことになってしまいます。必ず「何がどこに入っているのか」を把握できるようにしましょう。そうすることで引っ越し業者の作業もスムーズになります。荷物を梱包するときにチェックリストを作っておけば新居での手間が一気に省けます。
チェックリストを作るちょっとしたコツ
荷物チェックリストの作り方はそれほど難しいことではありません。まず最初に行っておきたいのが、新居の部屋の数とそれぞれの使い方にを把握することです。「夫婦の寝室」「リビング」「子供部屋」などそれぞれを書きだしていきましょう。そしてすべての部屋に番号をふっていってください。
たとえばリビングは①番と設定したとしましょう。そこに持っていく段ボールにも部屋番号を入れます。そして荷物の番号をふりましょう。「①‐1」なんてしておけば良いです。そしてチェックリストには部屋ごとにいくつの荷物が入るかを記入しておきましょう。先ほどのリビングには段ボール5箱、家具3点が入るとします。
つまり8個の荷物が入るわけです。チェックリストに「①‐1~8」と書いておけば良いでしょう。これで荷物の搬入忘れなどを防げます。引っ越し業者にも伝えておけばこの荷物チェックリスト通りに運んでくれますので、後々の整理も楽になりますよ。
本や服は別個に作りましょう!
引っ越しで意外と面倒なのが本です。やはりチェックリストを作っておくと荷物の整理が楽になります。すぐに読むような本、すぐには読まない本、古本屋に売る予定の本などといった感じで大ざっぱにチェックリストを作っておきましょう。
服も同じようにおおまかなチェックリストを作っておいてください。季節ものや寝間着・部屋着などすぐに着るもの着ないものを分けておけば引っ越し当日も「着るものに困った!」なんてことがなくなります。
箱の中身に意識するとグッと作業は楽になる
さらに作業効率を高めるには「箱の中身を意識する」ことも大切です。服は服、本は本といった感じでなるべく荷物はまとめて入れるようにしましょう。小物などは置いてあった場所ごとにまとめると効率が良くなります。段ボールを開け、すぐに元の場所に戻すことができます。
また「すぐに使うもの」だけ別の箱にしまっておくとより便利です。たとえばその日の夕飯を作るのに、フライパンやお鍋がないと困りますよね。着替えの下着や寝間着もやはりすぐに取り出せた方がいいはずです。これらはひとまとめに「すぐ使うもの」として別個にしまいましょう。
チェックリストにも書きだしておいて、業者に伝えておくとその荷物だけすぐに出せる位置に置いておいてくれます。必ずやっておいてください。
チェックリストをつくるというのは人によっては「面倒だなぁ」と思うことかもしれません。確かに紙に書きだしたり、段ボールに書き込んだり、荷物をちょっと意識して整理するなど作業は増えます。
しかしいざやってみると転居先では予想以上に作業がはかどるものです。時間オーバーによる業者の延長料金も払わなくて済みますし、時間に余裕ができ、気持ち的にもだいぶ楽になります。ぜひ荷物チェックリストをつくることをお勧めします。