引っ越しは業者に頼まなくてもできてしまいます。やろうと思えばいろいろな方法があります。中でもポピュラーなのが自分でレンタカーを借りてすべてを自分でするやり方です。
トラックのレンタカーはそれほどお金もかかりませんし、作業は自分で行うため人件費もかかりません。もし費用を抑えたいと考えるならばレンタカーによる自力での引っ越しも視野に入れてみても良いでしょう。
業者を使うと高い?
引っ越しというとどうしても頭に浮かぶのが業者への代金です。どんなに安くても数万円はかかりますし、荷物の量や距離によっては予算オーバーすることだってあり得ます。
そんな時に浮上するのがレンタカーを使う方法です。「業者に頼まなくては無理なんじゃないの?」なんて思う人もいるかもしれませんが、荷物の量にもよりますが、結構レンタカーを使って自力で出来てしまいます。
コスト最優先で、自分で体を動かすことが苦にならない人であれば、レンタカーを借りて自分でやってしまえば費用は一気に抑えることができます。
荷物の量や大型家具・家電で判断する
レンタカーを使って自力で行うかどうかの判断基準は荷物の量です。実際に転居をするにあたって何を運び出すのかを計算してみましょう。1~2回の車の往復で済み、すべての作業がだいたい2~3時間で終わるという場合は自力での作業も難しくはありません。
だいたいの目安として段ボール10箱~20箱程度。家具もそれほど重いものが無い方が良いでしょう。冷蔵庫など大型家電が部屋の備え付けのものであればかなり楽になります。
友人に頼む場合の人数の目安
自力でやるといってもまったく一人で行うというのはさすがに無理があります。レンタカーを使って自力でやる場合は、手伝ってもらえる友人・知人の確保も重要なポイントになります。
作業自体はレンタカーを運転する人、荷物を運び出す人などが必要です。荷物の量にもよりますが、だいたい3~4人くらいいれば十分でしょう。
あまり多くても今度は移動が大変になってしまいます。それにみんな素人ですから、人数がいくら多くても効率的な作業もできません。指示を与えるのも大変なものです。なるべく少人数で力自慢の人たちにお願いするようにしましょう。
自力でやる場合の費用はどれくらい?
レンタカーを使って自力でやる場合の最大のメリットは費用が抑えられる点です。具体的にどれくらいの料金になるかをザッと計算してみましょう。レンタカーは車種や借りる時間によって大きく料金が変わってきます。
たとえば軽トラであれば1日5千円くらいでも借りることが可能です。ただ小さいので何度も往復することになるため手間はかかります。2トンクラスのトラックであればガソリン代を合わせても1万5千円もあれば足りるはずです。
大きさがあるので単身者であれば1回の往復で済んでしまうことでしょう。ただ中が広いので荷物の積み方を工夫して崩れないように対処することが必要になります。
忘れてはいけないのが手伝ってくれた人たちへのお礼です。友人のみであれば食事をおごる、心付け程度の時給を払うくらいで足りることでしょう。
一人頭、高くても2000円くらい支払えば問題ないでしょう。
レンタカーの場合、デメリットもけっこう多い
レンタカーを使って自力でやる場合にも、当然デメリットもあります。というのも、破損や事故など万が一のトラブルは全て自己責任になってしまうからです。特に多いのが搬出搬入時のトラブルです。大きなものを運ぶと前や後ろなど注意が散漫になります。
壁や扉にぶつけて部屋を傷つけてしまうことは少なくありません。プロの業者であれば保障してくれますが、自力の場合は自己負担になります。駐車に関しても注意が必要です。
専門の業者であればプロなので作業はとてもスピーディーに行えます。駐車時間も非常に短時間で済むでしょう。素人による自力引っ越しはどうしても時間がかかります。
駐車していて警察に注意されるだけならまだしも、最悪の場合は違反切符を切られてしまうことでしょう。
業者を使うことも視野にいれましょう
もしトラブルなどが起きた場合は、負担額と合わせて「結局プロを頼んだ方が安かった」なんてこともあり得ます。面倒ごとが嫌いであればレンタカーはあきらめて業者を頼ることも視野に入れましょう。
最近では単身パックのサービスも充実していますので、料金はかなり抑えることができます。何より時間と労力を使う必要がありません。実際金額にして1~2万程度の差しかないようならばレンタカーではなくプロの業者を選んだ方が無難かもしれませんね。自分の事情に合わせて自力か業者かをチョイスしていきましょう!