引っ越し業者の料金が1年で一番高い時期はいつですか?

引っ越し業者の料金が一番高い時期はいつなのでしょうか? 

物やサービスの値段は需要と供給の関係で決まります。

つまり、引越し業者の料金が一番高い時期というのは、業者が一番忙しい時期ということになります。

モノの値段は売れれば売れるほど安くなるものと、逆に高くなるものがあります。

売れるときには追加生産してどんどん売ることのできる商品は、売れば売るほど安くなります。

大量に売ることで、1つあたりのコストがどんどん下がっていくからです。

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その一方で、いくら売れても、量を増やすことができにくい商品は供給が不足して価格が上がります。

引っ越し業者の料金は、まさにそのタイプになります。

一度にどんなにたくさん仕事が入っても、引越し業者は急にトラックの台数を増やすことはできませんし、作業員の人数だってそう簡単に増やすこともできません。

忙しいときも忙しくないときも、できる仕事の量には一定の限界があります。

こういうタイプの商品やサービスは、繁忙期が一番高いということになるのです。

では、業者が一番忙しいのはいつでしょうか? 

それは一年の中で人や物が一番よく移動する時期といえます。

具体的にいうと、3月から4月ということになります。

つまり、その時期が1年で一番引越し料金が高い時期ということになります。

3月と4月が運搬料が一番高騰する時期です

多くの会社が年度末としているのが3月です。

外資系の企業では12月を決算月としていますが、日本の会社では3月末で決算を締めるのが一般的です。

そのため、この時期には人事異動にともなう引越しが日本中で行われることになるのです。

東京支店から大阪の支店に転勤になったり、福岡の営業所から東京の営業所に配置替えになるといった感じで人が動きます。

多くの会社の辞令の発令日が「4月1日付」となるため、この日に合わせて全国のサラリーマンたちが大移動をするわけです。

3月の始めに辞令がでて、3月中に現地に移動する、という会社もあれば、3月の終わりに出て、4月の中旬に移動するという会社もあります。

4月1日を中心とした3週間前後の間に人が大きく動くことになります。

この人事異動こそが、3月や4月を引越し業者の繁忙期にさせている原因となっています。

最近では家族を残したまま単身赴任で引越しをする人も多くなり、その結果「単身パック」などというサービスが登場しています。

それほど、サラリーマンの人事異動と引越し業者は切っても切れない関係になっているわけです。

さらに、3月は学生卒業シーズンであり、4月は入学シーズンとなります。

地方から東京の大学に出てきていた学生が卒業に伴い実家に荷物を送り返したり、就職に伴い職場の近くのマンションに引越しをしたりということが3月や4月にはよく起こります。

地方の高校を卒業して大学に入学した学生は、田舎から大学の近くのアパートに荷物を送ることになります。

こうして、卒業や入学というイベントに伴い、地方から都会へ、都会から地方へという大学生や専門学校生などの大移動が3月から4月の上旬にかけて起こるわけです。

サラリーマンの大移動と、大学生の大移動がちょうど同じ時に重なるため、3月から4月は、引越し業者にとっては、一番忙しくてとても大変な時期となるのです。

その結果、引越し業者の料金が一番高い時期が3月から4月にかけてということになるのです。

実は8月から10月も費用が高めです

8月は、夏休みがあるため、ゆっくりと準備をができることから引越しをするには都合の良い時期です。

そのためこの時期は、学生や単身赴任のサラリーマンではなく、ファミリー層の引っ越しが多くなります。

また、9月は多くの企業の上半期末となり、この時期にも人事異動の発令があります。

そのため、3月や4月ほどではありませんが、人の移動にともなう引越しがその他の時期にくらべて多くなるのです。

このような理由から、引越し業者の第二のピークは8月から10月になり、この時期も、比較的料金の高い時期となります。

まとめ

引越し業者にとって、一年で一番の繁忙期は3月と4月で、この時期には料金が最も高くなります。

そして、3月や4月につぐ第二の繁忙期とも呼べるのが8月から10月にかけてのころになり、この間も引越し料金は高めになります。

年で一番高い時期と一番安い時期とでは、引越し料金の差は5割以上になることがあります。

そのため、自身の都合で時期を調整できるのであれば、少なくともこと一番高い期間を避けるのが賢明でしょう。

5割も多く料金を払っても、実際の引越しサービスそのものには違いはないのですから。

※一年で一番料金が安い時期に関する情報は下記のページをご覧ください。
http://www.siruzou.jp/hikkosigyousya/ryoukin/171/

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