引っ越し料金が1年で一番安い時期はいつでしょうか?
これが分かっていれば、引っ越しのタイミングを検討する際の大きな参考になるでしょう。
引越し料金が安い時期というのは一番高いときがいつなのかという点から逆算すればすぐにわかります。
引越し業者にとって、一年で一番の繁忙期は3月と4月、次に忙しいのは8月~10月となり、この時期には料金が一番高くなります。
逆に、繁忙期と繁忙期の狭間は、引越し業者はあまり忙しくはないことになり、料金が一番安い時期ということになります。
結論を言ってしまうと、1年で一番安い時期は1月前後、次いで安いのは6月です。
忙しいのは3月~4月と8月~10月
業者が一番忙しいのは3月と4月になります。
企業が年度末を迎え、一斉に4月1日付の人事異動を発令するからです。
その結果、多くのサラリーマンに全国への転勤の命令がなされ、新たな赴任の地へとサラリーマンの大移動が始まるわけです。
現在の勤務地から新しい勤務地への移動が一斉に重なることにより、引越し業者は対応に苦慮するほどの繁忙期となりわけです。
また、3月と4月は学生の入学や卒業のシーズンと重なります。
そのため、卒業して新たな勤務先の近くや実家に引越しをしたり、入学にともなう上京のために地方から都会へ荷物を送る人のニーズが一気に増えることになります。
学生もサラリーマンも3月~4月に、皆一斉に移動をするわけです。そのために、この時期は引越し業者にとっては大変忙しい時期となるのです。
次に忙しいのが8月から10月です。8月は夏休みがあるため引っ越しがしやすい時期となります。
夏休みを利用して子どもを転校させるなどもしやすいため、家族みんなが作業に参加できる8月はハイシーズンとなります。
9月は企業の上半期末となるため人事異動が発令される時期です。
そのため9月10月にも引越しをする人が多くなります。そのため8月から10月にかけての時期も引越し業者は繁忙期となるのです。
一番引越し料金が安いのは1月と6月
引越し業者の繁忙期の狭間に当たる、5月から7月、11月から2月にかけてはそれほど忙しくない時期となり、安い料金が適用にななることが多くなります。
特に1月は年始のため、引越しをする人はとても少なくなります。
年始に引越しをするならば、年末のうちに片付けてしまいたいという心理が働くせいか、12月の後半の時期に一時的に業者は多忙となるようです。
2月も1月に次いであまり忙しくない安い時期です。
6月は、転勤による移動も入学による移動も落ち着きます。
梅雨にも重なるため雨に降られるリスクが高く、時期的に引越しには向かないとえいます。
なるべく雨天での引越しはしたくないと誰もが考えますので、梅雨が明ける7月上旬まではあえて引越しを避ける人が多いことも一つの要因でしょう。
オフシーズンはお得でサービスも向上!
モノの価格は需要と供給で決まりますが、オフシーズンには供給は変わらないのに需要が少なくなるため、当然ながら安い料金が適用になります。
一般的な目安でいうと、一番高い3月に比べて、一番安い1月は3分の2程度の料金で引越しが出来ると言われています。
たとえば3月なら15万円の料金が1月だと10万円で済むということなので、同じ作業をしてもらっても5万円安い金額でできることになります。
タイミングによっては、1月には半額程度の安い金額になることもあるようです。
1月と3月でわずか2か月の違いですが、金額的には大きな違いが生じますので、もし引越しの時期を調整できるのであれば、3月はさけて、1月か2月に前倒しをすると良いでしょう。
繁忙期にはトラックも作業員も大忙しで、ギリギリのスケジュールを組んでの作業となります。
そのため、作業の質が低下する場合もあり得るでしょう。
閑散期なら作業員の人数に余裕があるため、経験豊富な慣れた人ばかりで作業をしてもらうことも可能ですが、繁忙期ですと仕事に不慣れなアルバイトが多く含まれていることも少なくありません。
閑散期であれば、安価で質の良いサービスを受けられますので、特に時期の指定がないのならば安い時を狙うべきです。
引越し業者の閑散期は1月前後と6月となります。つまり、この時期に1年で一番安い引っ越し料金が適用されることになります。
そして、忙しくないがゆえに人材面でもサービス面でも質が良くなる可能性の高い時期といえます。
本当に安く引越しをしようと思ったら、閑散期に複数の引越し業者から見積もりをもらって、よく比較をしたうえで安い業者に発注するようにしましょう。