引っ越し業者の信頼度は電話オペレーターや営業マンの態度で判断

イザ転居が決まったら(自分で全部を片付けるのでなければ)それを依頼する引っ越し業者を決めなければいけません。この場合、複数の業者から見積もりをとって比べる方が、よりよいサービスをなるべく安い価格で受けることができます。

その際、対応にあたる電話オペレーターや自宅を訪問する営業マンの対応で、信頼のおける会社なのかどうかが判断できます。

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まずは電話対応を見極めること

複数の業者から見積もりをとるといっても、1件1件、新聞やテレビの広告を見て電話したり、ウェブサイトから申し込むのも大変です。そんな時はオンラインの一括見積もりサイトを利用しましょう。

申し込みフォームに現住所と新居の住所、間取り、建物の形状、大体の荷物を記入して送信すると、早ければものの数分で業者から電話がかかってきます。

自宅へ担当者が来る訪問見積もりをいつにしたいかという話が主な内容ですが、あまりたくさんの業者に押しかけられるのも困りものです。ある程度絞り込むためにも電話で見積もりの概算を確認するといいでしょう。

この時に電話オペレーターから「ではお客様のご希望を確認させていただきます」とか「では係のものとかわりますので少々お待ちください」(すぐ担当とかわる)という対応が返ってくれば問題ありません。

中には「この場では対応できないので営業マンが伺います。ご希望の日にちをおっしゃってください!」と強引な態度だったり、散々内容を聞き出したあげく「担当とかわります」といって長々待たせ、かわった担当がまったく同じことを繰り返させるなど、そんな業者は要注意です。

電話オペレーターの口調から「一刻も早く訪問して契約を取りたい」そんな態度が見えてくるようですし、聞きだした内容をまったく伝えていないということは社内のコミュニケーションがとれていない証拠です。そんなところに頼んで、もし実際の現場でトラブルが起きても、担当の営業や苦情係とのスムーズな連携がとれるとは思えません。

やるべきことをやらない担当者の会社はNG

オンラインで契約しない限り、指定した日に担当者が自宅に訪問見積もりにやってきます。営業マンは、まずこちらの希望する日程・時間、必要とするサービスを聞き、それから引っ越しの荷物の量をなるべく正確に調べ、開口部のサイズを測り、トラックの進入口、運送車の駐車スペースも確認します。

もちろん新居の状況もできるだけ詳しく話してくれるようにお願いされます。引っ越しは時期や時刻で相場が変わること、間取りや建物の階数でも査定金額は大きく変わってくることも説明されます。

良い営業マンとの会話は、まるで当日の作業を細かくシュミレーションしているかのように感じるでしょう。全ての条件が出そろってはじめて見積もり額を算出します。見積書と一緒に「標準引越運送約款」という引っ越し業者が守るべき約束が書かれた書類の説明もあります。

これらのことをひとつひとつこなさず、部屋と荷物をざっと見ただけですぐに金額を提示してくる営業もいます。こんな営業マンに限って「今すぐならこの金額だけど、他社が見た後ではもっと高くなる」などと契約を迫ってきます。こんな営業マンがいる会社ともお付き合い願いたくありませんね。

価格やサービスがいくら良くても、それらを実行するのは社員でありスタッフです。人材の質が低い会社に満足のいくサービスを期待するのは無理です。示された条件だけを見ないで、目の前の人間の態度で判断する見極めが必要です。

人を見る目は大事ですが、逆に依頼する側も業者に対して人を人として扱わないような態度で応対するのも問題です。電話オペレーターであれ営業マンであれひとりの人間であることは間違いありません。「こっちは客だから」と、必要以上に横柄な口調で話したり、電話では受けられない値引きを迫ったりするのは止めましょう。

営業マンに対しても見積もり査のことばかり気にして、相手の話を聞かずに自分の要望ばかり押しつければ、相手の態度も硬化してしまいます。

業者の営業マンは引っ越しのプロなのですから、謙虚に教わるくらいの気持ちでいれば丁度いいと思います。わからないことにはアドバイスを求めて、こちらの要望を伝えていきましょう。

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