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実録!出産体験談~第二子、第三子編~夫の愛情ってこんなもの?

2014.01.29

実録!出産体験談~第二子、第三子編~夫の愛情ってこんなもの? はコメントを受け付けていません

「一人っ子は可哀想だから」「子供が好きだから」「女の子が欲しいから」さまざまな理由で、第二子、第三子を望む夫婦は少なくないでしょう。

我が家もそうでした。最低でも二人、子供が欲しいねと常々話しており、待望の第二子を妊娠、出産自体は楽になったのですが、その時の主人の反応には今も不満が残っています。

※初めての方は前篇からお読みください→三度の出産体験を通して学んだ人間模様~毎回同じではございません

二人目不妊は意外と多いらしい

第一子が1歳を迎えたころから、「そろそろ二人目が欲しいね」なんていう夫婦の会話が交わされる機会が増えました。実際、排卵日をチェックして、第二子を授かるため、努力をしていました。

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ところが、なかなかお腹に宿ってくれません。健康な精子と卵子が出会っても、妊娠の可能性は20%といいますから、焦ってはいけないのでしょうが、だんだんと焦りを感じ始めていたことも事実です。本来のコミュニケーションとはほど遠い、義務的な夫婦の営みの日々が続きました。

結局、第二子の妊娠が分かったのは半年以上が経過した頃です。私たちは二人目不妊と呼ぶほど時間はかかりませんでしたが、次の子をなかなか授からないという夫婦は多いのだといいます。

子育てに追われていたり、夫婦の時間が持てなかったりすることが大きな原因なのだとか。義務的な作業になってしまえば、授かりにくいこともあるようです。時には休憩してみることも大切なのかもしれません。

No0325 01

子育てしながらの前駆(ぜんく)陣痛はつらいよ

第二子が生まれる頃、上の子は2歳を少し過ぎたくらいの年齢でした。まだ自分ではできないことが多く、甘えたい盛りだった第一子を見ながらの妊娠期間は、楽なものではなかったといえます。とはいえ、主人もだいぶ子育てに慣れ、助けてくれることも増えたため、助かった面もあったといえるでしょう。

臨月に入るころには、毎日のように前駆陣痛に苦しめられました。痛みは本陣痛よりずっと軽いものの、定期的な痛みに襲われ、「もしかしたらこのまま本陣痛につながるんじゃ?」と思うと、気が気ではありませんでした。

一度、本当に陣痛が来たのだと勘違いし、病院に駆け込んでしまったこともあります。その時の主人の反応は、大きなため息だけでした。

毎晩深夜まで前駆陣痛の痛みと不安に駆られ、眠い目をこすりながら子育てをしていた私は、神経を逆なでされ「喧嘩売ってんの?!」と叫んだことを覚えています。

一度間違えただけなのに…そんなに信用ありませんか?

一度間違えてしまったこともあり、陣痛かどうかを見極めるのは神経を使いました。予定日前日の朝、いつもと違う感覚で目が覚めます。「これは陣痛だ」と確信した私は、主人に会社を休んでくれるよう頼みました。

「本当に?また前駆陣痛じゃなくて?」不審そうな主人に腹が立ちながらも、痛みでそれどころではありません。「いいから休んで!」と気づけば大声を上げていました。

一人目の時はそわそわしながら「いつでも会社に電話して」と言っていたのに、などと思いながらも、我慢できるまで自宅に待機した私は、結局、3時間ほど経ってから家を出ます。

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病院に着いてから40分の超スピード出産

病院へは診察が始まるころ到着しました。痛みの感覚の時間は安定していなかったので、きっとまだまだかかるだろうなと思っていたのですが、先生が子宮口をチェックするともうすぐ生まれるとのこと。

羊膜を破られ破水を起こすと、すぐにいきみたい感覚に襲われました。看護師さんに「ご主人、立ち会いどうします?」と聞かれ、初めてどうするか決めていなかった事を思い出します。結局、主人に聞いて好きなようにしてもらうことにしました。

第一子同様、いきみたい感覚に襲われながらも我慢していた時、主人が分娩室に現れました。「はい、家の鍵」なぜでしょう、このタイミングで家の鍵を差し出されました。

「意味わかんないから、それどころじゃないから!」痛みでジョークにも応えられない私に、主人は不満そうでした。一度出産したからといって、痛みに慣れているとでも思ったのでしょうか。

いきんでと言われるまで力を入れてはいけないことを一回目の出産経験で知っていたので、心の準備ができ、生まれたのは病院に着いて40分ほどでした。

「お疲れ様」という声を聞いて、私はほっとしました。分娩室にはいたものの、励ましの言葉をかけることも手を握ることもしてくれなかった主人の存在を、私は生み終わるまで忘れていたようです。

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予定日から遅れに遅れた第三子

「どうしてももう一人欲しい」という私の要求を半ば強引に同意させ、第二子が1歳を迎えるころに三人目を授かることができました。二人目の出産があまりにスピーディーで楽だったこともあり、第三子も安産だろうとタカをくくっていたのですが、予定日を一週間過ぎても何の兆候もありません。

このままでは胎児が大きくなりすぎてしまい、出産に支障が出るかもしれないということで、入院して人工的に子宮口を広げる処置と陣痛誘発剤を使うとのこと。三人目はきっと早く生まれるだろうと誰もが思っていたので、自然に陣痛が来ない自分が情けなくなってしまいました。

先生にしていただいた処置のおかげで、予定日から9日遅れで陣痛がやってきます。家族全員が泊まれる産院だったので、主人も子供たちも病院内にいました。上二人を寝かせ、分娩室にやってきた主人は「まだ大丈夫そうだね」と言って、子供たちの様子を見に病室に戻ります。

そしてそのまま帰ってきませんでした。「あ、寝たな」と私は確信しました。痛みに耐える妻を放っておくなんて、何を考えているのでしょうか。

大仕事終えたのにそれだけですか?

「ご主人、立ち会いどうします?」分娩台に上がりながら看護師さんに聞かれたとき、私は思わず「どっちでもいいです」と答えてしまいます。そばにいてほしいときにいてくれない彼に、腹が立っていたのかもしれません。

結局、もうすぐ生まれるというタイミングで、気を利かせた看護師さんが主人を呼びに行ってくれたようです。いつの間にか彼が頭の近くに立っていました。

三回目ともなればいきみ方も心得たもので、3600gを超えた大きな赤ちゃんを無事に出産した私を、先生も労ってくださいました。ところが主人は、本当に出産の瞬間だけを見届けると「お疲れ様!じゃ!」と病室に戻っていってしまいます。滞在時間は5分ほどだったでしょうか。

確かに安産ではありました。上の二人の子供の面倒を見てくれていたことも感謝しています。しかし、もう少し何かないの?と思ってしまうのは私だけでしょうか。あの日のことは、未だに根に持っています。

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同じ人間であっても、出産はその時その時で違うのだと身に染みて感じました。陣痛の痛みは何度経験しても慣れませんが、経験していない主人はきっと、たいしたことではないと思っているのでしょうね。出産のときの恨みは簡単に消えませんよ。世の男性陣は心しておいてください!

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