WEB業界における記事作成とコピペ問題について考えてみる
私はお粗末ながらもプロの端くれとして生きて行こうと思っているので、それなりのクオリティの記事を書くべきであるのですが、思うだけでなかなかままならない毎日を送っております。
……なんとも情けない限りです。
誤字脱字が多かったり、「て」「に」「を」「は」が間違っていたり、読み返して「うわああ!」とならないように気をつけたいことは数々ありますが、中でも特に気をつけなければいけないと思っていることがあります。
それは、コピペの問題。
参考記事:コピペが最近話題になっています~コピペチェックソフトは使えるか?
ビデオの制作時代のある信じられない指示
私は、Web業界に転身する以前、ビデオの制作会社におりました。
そこでは、主に地方U局の情報番組や地元企業のCM制作を請け負っていたのですが、これが中々にヤクザな仕事でありました。
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「今回は、コレコレこういう商品(サービス)を紹介しますよ」という指示はあるのですが、「詳細はWEBで!」などと言われてそれっきり。
資料や打ち合わせなどほぼ皆無の状態で、台本やCM絵コンテの製作に入らなければならないことも多かったのです。
しかも製作期間が大層短いことが多い。ひどいときは「明日朝までによろしく!」とか平気であったなぁ……。
プロのライターがコピペ?
こうなってくると、制作陣も必死です。
ボリュームが必要とされる台本なんか作らないといけないディレクターの中には、Googleで検索して出てきた記事をそのままコピペするような人もいました。
まだ日テレさんでブログ掲載の写真を無断借用して炎上事件も起こる前、当時は、今ほど著作権についてのルールを理解している人が多くなかったとはいえ、十分にヤバイ、情けないものでした。
そんな様々な一応プロの人たちを見ながら、毎日「プロってなんだろう?」と考えていたものです。
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今は遠ざかって久しいテレビ業界がどうなっているのかよくわかりません。
でも、たまにバラエティなど見ていると「おいおいおい」と思うことは、今もあります。
自分の言葉で自分の想いを・・・
WEBサイトも同じです。ブログなどでたまに引用とコピペを間違えていらっしゃるのでは?と思われる記事に出会うことがあります。
参考となるものを引用したり紹介したりすることは、わかりやすい説明をするためにとても効果的だと思います。
しかし、ただのコピペになってしまうのでは、その記事や情報を書いている自分自身の存在の必要性はどうなってしまうのでしょうか。
自分の言葉で書くということはとても難しいことだと思います。
でも、それをあきらめてしまったら、ものをつくる人としての自分も終わってしまうのだと思うのです。
自分の言葉で自分の想いを……上手い文章が書けるようになりたいですね。
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