イタリアのとっても便利な裏ごし器~これは使える!優れモノ商品3点
イタリア料理は世界中ですっかりメジャーになりましたが、イタリアのキッチン雑貨は日本の家庭ではあまり普及していないようです。
それも当たり前で、日本には小さくて使いやすい台所用品が昔からたくさんあります。普通のお店へ行けば使い慣れた形の調理器具が安く買えるのですから、わざわざ輸入雑貨店で外国産を探し回る必要はありません。
しかも日本のキッチン雑貨はどれも機能的で優秀です。100円均一ショップに置いてあるものですらとても使いやすく、100均雑貨をイタリア人にお土産であげるととても喜ばれます。
私も帰国するたびに日本製の調理用品を買ってイタリアへ持ってきました。
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サイズといい使いやすさといい、日本のキッチン雑貨は世界一優秀なのではと使うたびに思っています。
だいたいイタリアのキッチン用品なんて、大きくて使いにくいものばかり…日本に住んでいる友達にあげても、たぶん使ってくれないなと思うモノがほとんどです。
ところが、こんな私でも思わず納得したイタリア製調理器具があります。裏ごし器です。
外見はどれもごつくてデザインもいいとはいえばいのですが、使いやすくて手放せなくなっています。こちらの料理専用ではなく、日本料理用としても使えるのでとても重宝。
これなら日本の友達にもプレゼントできる!と思えた優れモノの裏ごし器3点をご紹介します。
薬味ニンニクを作りたいときには、ニンニク裏ごし器が便利です
焼肉やかつおのたたきを食べるときには、日本の家庭でも薬味としておろしニンニクを用意しますね。自分でニンニクをすり下ろす人もいると思いますが、チューブ入りの手軽なタイプを使う家の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
いくら便利でも、チューブ入り薬味は作りたての風味には及びません。
かといって、食べるたびにニンニクをすり下ろしていると、食べる前に自分の指がニンニク臭くなってしまいます。
イタリアのニンニク裏ごし器を使えば、こういう悩みが一気に解決します。
粒を中に入れてレバーを握ると、小さな穴から潰されたペースト状のニンニクが出てきます。
繊維や味のよくない芽の部分が中に残る仕組みです。えぐみのある部分を取り除けるので、おろし金で粒を丸ごとすり下ろすよりも味のいい薬味ができます。
内部に残った不要な固い部分の後片付けも簡単。イタリア料理ではディップを作るときにこれを使うのですが、私は日本食を食べるときにも大いに活用しています。
食材の不要な部分を楽に分離する機能だけは、この国の調理器具はとても優れているように感じます。日本の裏ごし用品も優秀ですが、手軽さという点では、私はイタリア製に軍配を上げたいです。
ニンニクだけではありません。この国には、ジャガイモ専用裏ごし器まであります。
ポテトマッシャーを見つけました
私が日本で使っていたポテトマッシャーは、穴の開いたお玉のような形をしたものでした。これはグリップを握り、ゆでたジャガイモを上から押しつぶして使います。
このタイプのマッシャーも使いやすいですが、裏ごし機能は付いていません。
コロッケやポテトサラダを作るときに、イタリア製とお玉タイプのどちらがいいともし尋ねられたら、私は迷わずイタリア製を推します。
こちらのポテトマッシャーだと、ジャガイモを皮付きのままつぶせます。
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皮なんて茹でる前に剥けばいいだろうと思うかもしれません。でも皮付きのまま丸ごと茹でると、ジャガイモが水っぽくならず、ほくほくしたコロッケを作れます。
丸ごと茹でたジャガイモを中へ入れて、レバーを握るだけです。
中にはジャガイモの固い部分と皮だけが残ります。
これはサツマイモにも使えます。穴は少し大きめなので、芋きんとん用の滑らかなペーストを作るには向かないかもしれませんが、ふだんの家庭料理では日本でも大いに活躍すると思います。
特定の野菜専用の裏ごし器は、私の知っている限りニンニク用とジャガイモ用の2つだけです。これ以外の食材を扱うときには、万能タイプの裏ごし器の出番です。
ハンドルを回すムーランタイプの物は野菜、果物、豆など何にも使えて便利です
この国で一番一般的なのが、こちらの片手鍋のような形をした裏ごし器です。一度にたくさん入れることができます。
豆やトマトのペーストを作るときに、こちらではよく使われます。
中に食材を入れ、上のハンドルをくるくる回すだけなので使い方も簡単です。これを買ってから、ジャムやスープ作りが私はとても楽になりました。
野菜の皮や種が中に残り、使用後の掃除もとても簡単です。フードプロセッサで野菜を一気に砕くという手もありますが、苦味のある種をきれいに取り除きたいときには、こちらの製品を使う方が味よく仕上がります。
作るペーストの滑らかさに合わせて、中にセットする金属盤を選べます。どのムーランにもだいたい3種類の金属盤がついているようです。
小型のものから業務用の大型サイズまで、ムーランタイプは何種類も売られています。一般家庭だと30cm未満のサイズのものでも十分役立ちますし、その程度の大きさだと収納もしやすくて助かります。
こちらの調理器具は個性的なものが多く、繊細な日本のキッチンでは使いにくいものが一般的です。でも不思議と、イタリア製の裏ごし器だけは日本人の目から見ても飛びぬけて優秀です。
どれも1000円くらいで買えますし、イタリアへ旅行のついでにお土産もいいかもしれません。
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