
車の保険に加入するときには、いくつかの書類と印鑑が必要です。書類がないために契約ができず、その間に事故を起こしてしまったらたいへんなことになります。
また、契約内容に誤りがあると、事故の際に保険金が支払われない場合もあります。正しく契約するためにも、必要書類をそろえたうえで車の保険に加入しましょう。
契約時に必要な3つの書類
車の保険を契約する際に必要なものは、「車検証」(自動車検査証)、「運転免許証」、「自動車保険の証券」の3つです。初めて契約する場合には保険の証券はお持ちではありませんので必要ありません。これらの書類を紛失してしまった場合は、すぐに契約ができないこともありますので、早急に再発行しておきましょう。
車検証と運転免許証は、自動車の運転時には常時携帯しなければならないことになっています。不所持の場合には刑事罰の対象ともなりますので注意が必要です。
車検証はどこにあるの? なにが書いてあるの?
車検証は正式には「自動車検査証」といい、車のグローブボックスなどに入れてあることが多いです。自賠責(強制保険)の証書などとともに保管してあるはずです。車検証を紛失した場合には陸運事務所などで再発行をしてもらわなければなりません。申請してから数週間かかってしまうケースもあるようです。紛失しないよう気を付けましょう。
車検証には、「自動車登録番号」(いわゆる、ナンバー)、「初年度登録年月」(新車として販売された年月)、自動車の種別・用途・車体の形状などが記載されています。「型式」や「車体番号」、排気量、所有者名などもあり、これらは車の保険の契約に際して必要な情報となります。
運転免許証の情報はとても重要です
車の保険の掛け金は免許証の「色」によって変わります。いわゆる「ゴールド免許」の場合、掛け金が安くなる仕組みがあるのです。そのために、免許証の確認が必要となります。また、契約者本人であることの確認のためにも必要です。
結婚や引っ越しなどで氏名や住所が変更となった場合には、速やかに警察署などで変更手続きをしておきましょう。とくに姓が変更となっているようなときには、車の保険契約ができないケースがあります。免許は身分証明書の役割を果たすものでもありますので、常に最新の情報にしておくべきです。
証券は自宅保管が原則です
車検証や免許証は運転時に携行が義務付けられていますが、車の保険の証券は携行義務はありません。契約内容を見直したり契約変更に必要なことがありますので、自宅で保管するのが良いでしょう。保険証券には、事故を起こした際の連絡用に小さなカードがついていることが多いです。車にはそのカードだけ入れておけば安心です。
車の保険の見積もり比較をする際には、保険証券に記載の「等級」がわからないといけません。現在の「等級」をもとに次の掛け金が計算されるからです。保険証券をなくしてしまって等級が不明の場合には、保険会社に問い合わせをしてください。
なお、保険証券の発行を「不要」とすることで掛け金が安くなるケースがあります。そうした場合でも、証券の代わりに契約内容が確認できる書類が送られてきますので、それをちゃんと保管しておきましょう。
支払い方法はいくつかあります
車の保険の契約に際しては、当然掛け金を支払う必要がありますが、最近ではさまざまな支払い方法を選択することができます。現金支払い、銀行引き落とし、クレジットカード払い、コンビニ払い、銀行送金などがあります。また、分割払いで支払うこともできます。1年分ではなく3年分を一度に支払うことで割引を受けられることもあります。
この記事へのコメントはありません。