
自動車保険料の支払い方法には、いくつかの種類があります。若い方の場合、年齢条件の関係から保険料が高いために支払いが負担となっているという話もよく耳にします。そのため分割での支払い方法も一般的になっています。
保険会社によって、支払い方法や支払いパターンはかなり違いがありますが、ここではどんなものがあるのかをご案内いたします。
各社によって異なる徴収方法・期限は守りましょう
自動車保険では、原則として保険期間の始まりの日よりも前に保険料の支払いを済ませることになっています。それまでに支払いがなされていないと、契約が成立せず、事故をしても補償は受けられません。
「都合で、2~3日遅れるけど待ってて」というのは、自動車保険に関しては受け付けられないので注意が必要です。
保険という商品は、物を買ったりした場合と異なりサービスが後から発生しますので、「支払いをちょっと待つ」というようなことができません。そのため、先払いが原則となっているのです。とても大切なことなので、自動車保険に加入する際には、支払の期限をしっかりと確認しましょう。
ただし、銀行引き落としの場合には、保険始期日よりも後から引き落としになるケースがあります。また、送金による支払いの期日を「保険始期日の翌月末日」としているところもあるようです。会社によって対応や支払い方法が異なりますので、事前にしらべておく必要があります。
基本的な方法
一般の損保と通販タイプの損保とでは、支払い方法もかなり違いますが、基本的な支払い方法としては、銀行振り込み、現金払い、ゆうちょ銀行振替、コンビニエンスストア入金、クレジット払いなどがあります。最近は現金での支払いはあまり受け付けられなくなっているようです。
銀行振り込みは契約の申し込み後、保険会社から手渡されたり郵送されたりする請求書に基づき、銀行から振り込みます。現金払いは申し込んだその場で保険料を支払うものです。コンビニエンスストア入金は、契約後に保険会社から送られる「払込票」などによって支払うものです。
インターネットで申し込んだ場合には、ネット上に表示される払込票をプリントアウトしてコンビニで支払いが済ませられる方法もあります。払込票を使った支払いは、Pay-easy(ペイジー)の利用、ATM、ネットバンキングやモバイルバンキングなどによるものもあります。
払込期日は会社によってことなります。保険始期日の前日までというところもあれば、3日前まで、10日前までというところ、翌月末までとしているところもあります。最近は多くの会社がクレジットカード払いの対応もしています。カード払いの場合、引き落としは翌月としているところが多いようです。
分割より一括の方がお得
保険料は1年分を1回に支払うのが原則ですが、月々に分割して支払う方法、数年分をまとめて一括で支払う方法もあります。
月々支払う「分割払い」については、一般の損保会社では全社が古くから取り扱っていますが、最近はダイレクト系も取り扱う会社が増えてきました。分割の回数は会社によって異なり、10分割、11分割、12分割などがあります。
分割にする場合には、年払いに比較して年間での支払い料金の総額は、5%~10%程度高くなっています。割高にはなりますが、一度に支払うのが厳しいという方には便利な方法です。
なお、クレジットカードは一括払いが原則ですが、カード会社によっては後から分割払いに変更できるところもありますので、実質的には分割払いと同じです。保険会社によっては、分割払いをクレジットカード対応しているところもあります。
数年分を一括払いする方法もあります。数年分を一度に前払いするわけですので、その分トータルではかなりお得な保険料となっています。ある程度お金に余裕がある方は、この支払い方法を利用されると良いでしょう。
一括払いの場合には、保険料の値上げがあっても影響を受けませんので、料率アップ前には特にお得になります。
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