
最近は自動車保険の会社も増えており、それに伴って補償内容も多様化しています。
サービス内容もまたしかりで、他の会社との差別化を図ってさまざまな策を打ち出しています。例えば、テレビCMやパンフレットで、「事故対応24時間365日受付!」「顧客満足度NO.1!」といった宣伝文句。一度は聞いたり見たりしたことがありますよね。
しかし、事故対応の内容や「受付」の意味については、どの程度ご存知でしょうか。
事故はいつ起こるかわからない
事故はいつどこで起きるかわかりません。いくら自分が気をつけていても、対向車や側道から車やバイクが飛び出してきたり、夜間に歩行者が横断歩道のない道を横切ろうとするかもしれないのです。
それが夜間や早朝、あるいは年末年始だったらどうでしょう?自動車保険の代理店や、会社に連絡しても、誰も出ないのでは、どうしたらいいのかわからなくなってしまいますよね。
こんな時のためにも、事故対応24時間受付をうたっている自動車保険を選ぶべきでしょう。しかし、その内容は保険会社によって異なる場合があります。
「24時間対応」と「24時間受付」は違う
事故を起こしたらまず連絡すべきは警察です。当事者同士で示談にしようとするのはお勧めできません。
保険会社への連絡はその後でも充分です。契約している会社のサービスセンターに電話すると、受付担当者が事故の状況確認やその後の流れについて説明してくれます。そして、相手への連絡や修理工場への損害状況の確認などの手配などを初期対応担当者が代行することになります。
注目すべきは、この初期対応です。「事故対応24時間受付」は、電話で事故の受付をするだけで、処理は翌日となることがほとんどです。当日中に初期対応をしてくれるのは、遅いところで20時あるいは21時受付までです。
現在24時間初期対応を行っているのは損保ジャパン、日本興亜損保、富士火災の3社です。また、ソニー損保は20時までですが、0時から初期対応可能なので、深夜の事故はカバーできるでしょう。
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「24時間対応」の方がいいの?
正直なところ、事故現場に保険会社の人が来ても、特にメリットはありません。初期対応にしても、ほとんどのことは翌日でも問題はないのです。ただ、事故直後に誰かが一緒にいてくれる、しかもそれが保険の専門家である、となれば、安心感は得られるかもしれませんね。
事故受付はネットでもできる
ダイレクト型の自動車保険は、今やネットで見積もりから契約まで済ませることが可能です。中には、保険証券もPDFファイルになっており、必要ならば自分でダウンロードする形式の会社もあります。
それに伴い、事故受付もネットでできるようになってきました。代表的なところでは、損保ジャパン、アクサダイレクト、アメリカンホームダイレクトなどです。緊急性がなければ、以後の経過報告などもネットでしてもらえるので電話に頻繁に出られないような人にはよいでしょう。
自走できない時に助かるレッカーサービス
警察の実況見分が終わったら、速やかに車を移動しましょう。自走できるのであれば、そのまま帰宅しても、修理工場へ直行しても構いません。
もし車が動かない、もしくは破損が激しい場合はレッカーが必要になりますが、ほとんどの自動車保険にはレッカーサービスがついています。
原則は、各保険会社が提携している修理工場まで、何Km以内なら無料(自分の指定の修理工場へ運ぶとなると有償になることがあります)というものですが、SBI損保とAIU保険は距離無制限、セゾンインシュアランスや東京海上日動は金額で10~15万円まで無料というように会社によって異なりますので、保険を選ぶ時の一つの目安になるでしょう。
交通事故は突然のことだけに、対処に困ってしまうこともあるでしょう。しかし、まずは落ち着いて警察に連絡し、けが人の救助や後続車の整理など、できることをしてください。保険会社への連絡はそれからでも間に合います。
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