盗難防止装置がついていれば車両保険が安くなります

あなたの車には盗難防止装置は付いていますか?付いているなら車両保険が安くなるかもしれません。

「ガレージに駐車していた車が一晩経ったら消えていた」そんな経験をした人は意外と多いようです。車の盗難は珍しくもなんともないのですが、車両保険はけっこう保険料がかかるので入っていない人もたくさんいます。しかし、車に何かあった後では遅すぎます。まずは、盗難防止装置がついていない車はそれを設置し、そして割安な料金で車両保険に入るようにしましょう。

対人対物補償よりも使う機会が多いかも知れない

保険会社からの補償を受けなければならないような人身事故や物損事故よりも、車を盗まれることの方が多いかも知れないというのはいいすぎでしょうか?

もちろん、人身や物損事故の場合は損害額が天文学的な数字になることもあるので自動車保険の重要度としては一番です。しかし、車両保険の掛け金の高さをみると盗難のリスクの大きさもわかります。車両保険の対象は盗難だけではありませんが、車ドロボウが少なければもっと保険料は安くてよいはずです。

「掛け金が高いために入らなかったら車を盗まれた」とはよくきく話です。そして、次の車から車両保険に入ったというのも同様によくききます。最初から入っていればよかったものをとは思いますが、いつでも入るに越したことはありません。

安心感と保険料が軽くなるというメリット

盗難防止装置を付けておけば、セキュリティーの面でも多少は安心です。そのうえ、自動車保険の掛け金が安くなるなら加入しやすいですから一石二鳥となります。

盗まれた車を取り戻すとか犯人を捕まえるとかいうのは、現実的にはほぼ無理な話ですので、予防は当然ですが保険も重要なのです。とくに、一度被害が発生した駐車場では二度目の事件も起こりやすいようです。窃盗犯は成功したところに来るというわけです。

おどかすつもりはありませんが、あなたが借りている駐車場の中でだれかが被害に遭ったとしたら、あなたの車がねらわれない保証はありません。

割引対象となる主な装置

・イモビライザー……その車のキーである照合ができないとエンジンが動かない装置。
・GPS追跡(追尾)装置……GPSを利用した位置確認で車の所在を追跡する装置。
・異常通報装置……車の異常を検知して警備会社などの指定先へ通報する装置。

これ以外にも盗難防止装置はあるかもしれませんが、自動車保険で割引が受けられるのはおおむねこの3つです。

よく夜間に大きな音を立てている音響装置がありますが、あれは掛け金に何の影響も及ぼさないようです。威嚇効果は十分ですが、誤作動が多ければ近所迷惑なので評価されないのかも知れませんね。

実際のお得内容はイモビライザーが中心

対象となる装置が付いていたとして、その割引の内容は会社によってちがっています。ここでは、おもな車両保険の内容を見てみます。

・全労災……メーカー純正のイモビライザーまたはGPS等による車両追跡装置の設置車に限り5%割引しています。適用となるのは車両損害補償です。
・あいおいニッセイ同和損保……イモビライザー割引として、イモビライザー設置車の車両保険料を3%割引しています。
・東京海上日動……イモビライザー割引で3%お得になります。

このように、盗難防止装置とはいってもイモビライザーがメインとなっています。エンジンをスタートさせないという車の移動には致命的な機能を持っている点が、他の盗難防止装置よりも優れており、効果があると考えられるのでしょう。

以前は各種装置で割引を実施していた保険会社でも、イモビライザーに限定したり、率を下げたり、割引そのものをやめたりしています。

ほかの各種割引制度に比べると多少お得感は小さいかも知れませんが、あればお得であることは間違いありません。最近の車ならイモビライザーが付いていることも珍しくないです。ぜひ活用してください。

※とくに断りがない場合、各社の保険内容は始期が2014年4月1日以降のもので、各社の情報は公式サイトに基づいています。

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