
「おとなの自動車保険」は、セゾン自動車火災保険が運営するダイレクトタイプです。中間マージンのカットやリスク細分化による適正化といったシステムは他社とほぼ同じですが、とくに「40代50代の中高年にメリットがある」という特徴があります。
40代50代の方であれば「おとなの自動車保険」を利用することで他の自動車保険に比べて支払額が非常に安くなる可能性が高くなります。中高年となって「料金の見直しをしたい」と考える方ならばひとつの候補として考えても良いでしょう。その理由を具体的にご説明していきます。
中高年に納得される理由
ダイレクト系の自動車保険は、年齢が高い方が比較的料金が安くなる傾向にあります。とはいっても大抵は30代半ばまでの設定となっていて、それ以上の年齢の方はあまり恩恵を感じられませんでした。
しかし実際のところは、35歳よりも40代や50代以上の方の方が事故率は低いと言われています。つまり、本来であれば中高年の方が料金は安くなって当たり前なのです。おとなの自動車保険はそういった年齢の部分に焦点を当て、独自のリスク細分化によって価格を設定しています。
30代よりも40代の方が安くなり、50代になればさらに安くなるという非常に合理的な保険料にしているのです。
中高年にとって非常にありがたいこの特徴ですが、気がかりな点もあります。一般的に50代以上になると保険料の水準は上がっていく傾向にあります。では、おとなの自動車保険ではどうなのでしょうか?もちろん、50代に比べたら60代の場合、料金は高くはなりますが「急激な上昇」ということはありません。
むしろ顧客アンケートでは、おとなの自動車保険を選んだ理由に「保険料が安い」という答えが一位となっているほどです。免許や運転者の限定などカーライフの送り方によって変わるものだけでなく、年月によって積み重なる「年齢」に注目した点に、おとなの自動車保険の特徴があるわけです。
子供が運転するようになっても安心
積み重なる年齢は、運転する本人だけの問題ではありません。たとえば、お子さんが成人し「運転したい」と言い出すこともあるでしょう。そういった場合、新たに契約を見直すことになり、ほとんどの場合「急激な料金の上昇」が起こります。
多くのドライバーが頭を悩ませる部分ですが、おとなの自動車保険は「家族の年齢」にも気を配っています。
他社の場合ですと、保険料は最も若い運転者の年齢が基準になります。つまり、50代の契約者と20歳のお子さんなら、後者をもとにした料金となって高くなる傾向にあるのです。おとなの自動車保険はおもな運転者の年齢が基準になるため料金は低いままです。
たとえ20歳のお子さんが加わっても、対象範囲を広げるだけで済むのでお安くすませることができます。運転者本人だけでなく、家族のことも考えられた商品と言えるでしょう。
高めの事故対応満足度と取り外し可能なロードアシスタンス
年齢に主眼を置いた保険ですが、メリットは料金だけではありません。事故対応においても非常に高い顧客満足度を得ています。2013年現在で、93.9%の満足度があり、事故対応サービスへの信頼度は非常に高い水準を誇っています。
その秘密は損保ジャパンと提携した全国ネットワークにあります。全国200ヵ所の損害サービスセンターと、500ヵ所もの提携整備工場により細やかな事故解決を実現しています。車の修理や示談交渉などといった対応もしっかりと行ってくれるため安心して運転を行うことができるでしょう。
ロードサービスの拠点は8000ヵ所と少な目ですが、それでも24時間365日の対応があり、他社と比べてもまったく見劣りはしません。レッカー移動、バッテリー上がり、鍵の閉じ込みといったよくあるトラブルもしっかりと対応してくれます。
通常であれば自動的に付随するロードアシスタンスサービスですが、おとなの自動車保険では任意で取り外すことも可能です。
ほかのサービスに入っていたり、クレジットカードに付随するものに加入していたりするのではればセットしないという選択もできるわけです。とうぜん料金はその分お安くなるので、ひとつのメリットとして覚えておいてよいでしょう。
おとなの自動車保険の特徴はなんといっても「年齢」を重視した点です。中高年にとって納得できる料金体系を実現し、さらには将来的な人生設計にも配慮されています。長く付き合える損保会社を探しているのであれば、第一候補となるべき自動車保険といえるでしょう。
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