JAの自動車共済は昔から変わらない評価の高い保険内容が特徴です

現在のように通販型自動車保険が業界を台頭する前は、その保険料の安さから加入者が多かったJAの自動車共済。以前の加入をきっかけに、今もまだ利用を続けている、という人も多いようです。また、有名なJAのマイカーローンを組んでいるため、同じブランドの任意保険に加入している、という人も少なくないでしょう。

とは言えサービス内容が悪ければ当然加入者は減りますから、未だにたくさんのお客さんにサービスを提供できているところを見ると、JAの自動車共済の内容は評価が高い、ということが伺えます。

幅広い補償だから手軽に検討したい

まず「自動車共済」という言葉についてですが、これはどこが提供しているのか?という違いがあるだけで、特に一般的な自動車保険と内容が異なるわけではありません。JAが展開する商品なので、共済という名前が付いているだけに過ぎないのです。

なのでもちろん、人身傷害保険を選択することも可能ですし、「歩行中等自動車事故傷害保障」「護・自立支援費用保障」といった特約も用意されています。

通販型と比べると商品に幅があり、代理店型と比べると過不足なく、十分に取りそろえている、という印象です。自動車保険選びがはじめての方でも、手軽に検討できる商品のひとつと言えるでしょう。

ユニークな特徴を持った「クルマスター」

JAの自動車共済の主力商品である「クルマスター」は、車両保険の種類が一般タイプのみというユニークな特徴を持っています。もしも「車対車+限定A」を選びたい場合には、「クルマスターエコノミー」という別のものを選択しなくてはなりません。

また、「クルマスター」には車両保険をセットにすることで対物賠償と車両保険の料金が割引になるという、これまたユニークな特徴があります。(車両・対物セット割引と言います)他にはイモビライザー割引(ただし純正装備品に限る)があります。

ちなみに、車両諸費用保障特約は以下のような付けておくと安心できる特約がセットになったものです。任意となりますが、付帯しておくことで非常に心強い保険になるでしょう。

・代車費用共済金
・陸送等費用共済金
・宿泊費用共済金
・帰宅等費用共済金
・積載動産損害共済金
etc…

また、地震等車両全損時給付特約というものも付帯することが可能であり、特徴的な内容が非常に充実していると言えるでしょう。

事故処理に対しての評価は以前は低めでした

以前のJAの自動車共済の事故対応はお世辞にも褒められたものではなかったようです。特に大手の損保会社と比べると、

・事故への対応の遅さ
・交渉能力の弱さ
・担当者の保険に対する知識不足

上記のような弱点が、地域ごとで差があったにせよ多かったとのこと。しかし、JAではこうしたお客様の声を真摯に受け止め、今ではずいぶんと改善がなされてきたようです。

もちろん以前までは加入者の多さや競合の少なさのおかげで、あぐらをかいていても経営が成り立っていたのでしょう。

しかし昨今では共済と言えども懐が寂しいのが実情。今いるユーザーをしっかりと確保しておくために、保険の内容だけでなく事故対応にもしっかり力を入れていることが伺えます。

事故対応力にはまだまだ不安がつきまといますが、基本的には保険の内容は非常に優秀。掛け金等も安く、誰もが手軽に利用できる優良保険であると言えます。

今後どのようなサービスを展開し、事故対応を改善していくかがカギとなりますが、自動車保険を選ぶ際にはぜひ検討して頂きたいもののひとつです。

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