夜中目が覚めたらなぜか骨にヒビが!これって特異体質ですか?
筆者は現在26歳ですが、体質的に骨が弱いのではないかと思っています。
カルシウムを摂取すれば治ると考え、牛乳をたくさん飲むようにしていました。
それもあまり効果がなかったのでしょう。中学時代から飲み続けていたのに何度も骨折しているというのが現状です。
人生の中で何度か経験していますが、その中でもいまだ原因不明というものがあります。
オチから先に言ってしまいますが、夜中目が覚めたら骨にヒビが入っていたというもの。
その経緯や過程を紹介するとともに、「こんなにあっさりと大けがをするんだぞ」ということをあなたにお伝えしたいと思います。
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私の人格そのものに大きなヒビが入った事件
じつはこの事件、私の人格形成に大きな影響を与えています。この怪我が原因で部活の練習に長期間参加できなくなり、次第に他の仲間との距離を感じるようになってしまったからです。
最終的には野球部を退部し、学校内に居場所がなくなってしまったのです。3年間引きこもることなく登校しましたが、打ち込めるものを失ってしまいました。
もっとも、その後ギターにのめり込んでいく筆者。現在では多くのバンドメンバーや音楽仲間に囲まれており、当時の疎外感はなくなっています。
「朝起きたらヒビ事件」は、結果的に人生を良い方向に転がしたのかもしれません。まさに、人生はローリング・ストーンなのです。
13歳の少年のごくありふれた1日の記録
私は中学に入学すると同時に野球部に所属していました。小学生のころは特にスポーツをやっていたわけではなく、どちらかと言えば基礎体力はないほうだったと思います。
そんなことから、毎日部活を終えて帰宅して、ご飯とお風呂に入ったら寝るという日々を過ごしていたのです。
私にとって衝撃的な事件となったこの日の夜も、いつもと同じように疲労困憊という状態で家に帰りました。このときには特に異変もなく、普通に夕食を食べてから入浴し、襲いかかる睡魔に負けてベッドに潜り込みました。まったくもって面白みのない、運動部に所属する中学生の1日です。
なぜ、こんな場所で寝ていたのかわからない
悲劇は夜中2時ころに起きました。私が目を覚ますと寝室の床にうつ伏せになっていました。ベッドに入ってからは就寝直前まで、プレイステーションの『実況パワフルプロ野球’99』をやるのが日課であり、この日もゲームをプレイした記憶があります。絶対にフローリングでは寝ていないはず。その時点で不思議でした。
とにかく、こんな姿勢で倒れていても風邪を引いてしまうと思い、腕を突いて立とうとしたその瞬間!私の左肩に今まで経験したことのないような痛みを感じました。
思わず発してしまった奇声に隣の部屋で寝ていた母が起床。私が床に倒れているのを見て、「なんで?」と聞いてきました。「こっちが知りたいよ」というのが正直な感想でした。
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病院での診察結果に思わず大爆笑する母
「どうせ筋肉痛でしょ」とは言われたものの、今までのソレとはまったく違う感覚。この違和感は未体験でした。あきれ顔の母を説き伏せて深夜3時に総合病院へ。
とりあえず肩が痛いので、外科的な原因だろうということでレントゲン撮影をすることにしました。診察代がもったいないという言葉を背に受けながら……。
結果は冒頭でもお伝えした通り、肩にヒビが入っていました。私はまったく意味がわからずキョトンとしてしまい、母は大爆笑という結果になったのです。レントゲン写真を見ながら、人間の骨はこんなに簡単に亀裂が入るものかとしみじみ感じてしまいました。私の性格からか、痛いとは思いながらも感激したのです。
周囲のリアクションは賛否両論に分かれました
骨折をして一番嬉しかったのは女子が優しくしてくれたこと。クラスメイトの怪我に対して芽生えかけている母性本能をくすぐったのでしょうか。
普段よりも会話の量が増えたように思います。当時は痛い思いをしたものの、良かったと思える唯一のポイントです。ちょっと下心があるのも中学生ならではのことでしょう。
一方、デメリットはたくさんありました。前述した通り、部活を辞めるきっかけになってしまいましたし、クラスメイト(おもに男子)からは「どうしてそんなので骨が折れるのか」とからかわれました。それは青春時代の苦い思い出です。今までのスポーツマンというイメージは一転、運動できない子という認識に変わってしまいました。
骨折しやすい体質だと気付いた最初のエピソードのせいで、中学時代はイケてない生徒として過ごした筆者。その後も、プールで突き指したと思ったら……勢いよくくしゃみをしたら……など、虚弱キャラクターとしてすっかり定着してしまいました。
骨密度も平均値なのに不思議です。だからこそ今の生活が楽しいと思っています。寝て起きたら骨にヒビが入っていた事件は怪我の功名です。
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