育児がひと段落した主婦かかる「俳優さん依存症」という懲りない難病
育児がひと段落した主婦が、俳優さんにハマるとどういうことになるかご存知ですか?
かくいうワタシもそうなのですが、「光の速さで」ハマるんです。どういうプロセスで「俳優さん依存症」になってしまうのかをじっくり解説します。
ある日突然、目の前の彼に恋をしてしまう…
たまたま映画かドラマを見て、出演していた俳優さんの演技に興味を持ったとします。作品に見入ってるうちに、感情移入してしまい、彼から目が離せなくなるというのが最初の一歩。擬似恋愛の始まる瞬間です。
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その作品が連ドラだった場合、毎週見るのがたのしみになってます。(自覚はないですが、この時点ですでにスイッチが入ってます)
どんどんとのめり込んでしまう危険なサインはこれです
作品が終わった後、その俳優さんのことがとても気がかりになり過去の作品も見たくなってきます。レンタルDVDの店に行き、それまでに彼が出演した作品をレンタルしてきて見まくります。
この時点での出費はまだレンタルDVDのレンタル料程度でとどまっています。
一通り、過去の作品を見てしまうと、もう一度見たいという衝動に駆られ、また借りてくるという行動を起こし始めます。これはもう、すでに危険なサインです。
「何度もレンタルするくらいなら手元に置いておきたい」と思うのが人間の心理です。ここからDVDの購入が始まります。
止まらない乙女心と増えていく出費が家計を圧迫してきます
ついに、俳優さん関係の出費の額が1ケタ上がりました。すでに俳優さんにハマってるのですが「ちがう!作品が好きなんだから!」といいきかせる自分がいます。ハマり出した乙女心は、もう止まりません。手に入るDVDをすべて集めます。
ここで問題なのは、「ある程度、子育てがひと段落している主婦」という点です。子供が大きくなり、ある程度時間に自由があるので仕事をしている人が多く、お金に少しばかり余裕があったりするんですね。
ですので、DVDがそろうスピードもとても速いのです。毎日、その俳優さんのDVDを見ることが生活のたのしみになっていきます。
自分の秘めた気持ちをカミングアウトしてさらにビョーキが加速する!
そしてふと「この俳優さんのことをもっと知りたい」と思うようになり、twitterや掲示板といったSNSを利用して情報を得ようとしはじめます。
ファン同士の交流を目の当たりにし「楽しそうだな。参加したいな」とか思い始めたらもう止まりません。その俳優さんのことが大好きなんです!!!!と自分の気持ちをカミングアウト。
こうなると、すっかりたがが外れてしまい、もう戻れません。彼が出ている雑誌を買いあさり、新作DVDを予約して購入することはあたりまえ。気付けば、出費のケタがもうひとつ上がってますが、すでに盲目状態なので気にしません。
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ファン向けのイベント参加でいよいよ後戻りできない段階へ進みます
そしてSNSで交流するうちにイベントの存在を知ることとなります。知ってしまえば「イベントに行きたい!」「本物にナマで会いたい!」と強く思うのは当たり前です。(正しくは「見たい」ですがファン心理としては「見る=会う」という方程式です)
俳優さんのイベントは基本的に東京で行われることがほとんどです。関東圏に住んでいる方であれば問題ないのですが、地方に住んでる方にとっては大問題です。最初は躊躇するのですが、ここでやっかいなのがSNSで仲良くなった人からの無責任なあおりです。
「とりあえず、チケット申し込みだけすれば?奇跡的にチケットとれたら、そのときまた考えればいいよー」などのアドバイスが入るのです。チケットが奇跡的に当選した場合、そこで苦悩が始まってしまいます。
「行きたい、会いたい、でも交通費かかるし、夫の許可も必要だし」と。近づく公演日、苦悩しつつも、ほぼ行くことに気持ちは9割固まってます。
最初の難関である夫の許可。ここで反対されれば諦めもつくのですが、意外とあっさりOKが出ることもあります。夫からの許可が下りれば、後は一気に飛行機と宿の手配をして飛んでいくだけです。
イベントの魔力にやられてしまって抜け出せません
上京しても観光するわけではないので、遠目に見えるスカイツリーを望遠で撮って申し訳程度の東京の思い出づくり。
一度、イベントに参加してしまうと、もう抜け出すことは不可能です。
なぜ、イベントに参加してしまうと抜け出すことが出来なくなってしまうのでしょう。それは、アイドルのコンサートなどとは違い、俳優さんとの距離感がとたんに近くなるからです。
普段、あまりファンとの交流がないため、イベントのときにはここぞとばかりにサービスがエスカレートするのです。握手会はもちろん、ツーショットでの写真撮影はクセモノです。
これで、めでたく俳優さんにハマる主婦の完成です。
幸せな日々に感謝して、浪費しまくった過去を振り返ることは決してありません
振り返ると恐ろしいのでこれまでいくら貢いだ金額を計算することはありません。次のイベントに向けて、新作DVDに向けて、日々働くだけです。そんな充実した日々もまた、俳優さんのおかげといって感謝すら口にします。
尋常でない出費さえ「うれしい悲鳴だね」と意味不明なことをいいだします。それはもう末期的症状です。最初に作品を見て気になり出してから、ここまで三ヶ月~半年といったところでしょうか。ぐんぐん加速してその俳優さん命になってます。
こうして日本全国に「俳優さんにハマる主婦たち」が誕生します。まさか、ここまで読んでいただいたあなたはちがいますよね?
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