東南アジアの現地採用者の深刻な悩み~なかなか日本へ帰れない
東南アジアでの現地採用者のほとんどの方は、その国が好きだから住んでいます。とは言え、たまには自分の母国日本にも帰りたくなるものです。自由に生きたいからこそ、日本を含めて好きな国を行き交いたいのです。
しかし、実際東南アジアに住んでいると、思わぬハプニングに見舞われることも。それは、「なかなか日本へ帰れない」ことです。
現地採用者は日本と比べれば半分程度の所得
現地採用者の給料というのは、現地の人たちと比べると高水準ですが、日本と比べれば半分程度の所得でしかありません。
日本への往復航空券は少なくとも5万円以上はかかりますし、年末年始やお盆、GWなどの連休に帰国する際は8万円程度かかります。それだけではなく、日本での滞在費を含めると、総額数十万円の費用を捻出しなければなりませんね。
スポンサーリンク
月3万円ほど貯金に回せていたとしても、、年額36万円。日本に一度帰ることはできても、年二回の渡航は難しいです。
「日本に住んでいる家族に訃報があった」
「急遽日本に帰国しなければならない用事ができた」
こんなときに日本に帰れなければ、東南アジアに住むのも考えものですね。
東南アジアでの現地採用者の多くは、現地の女性(男性)と結婚しています。
収入のほとんどは自分となりますので、奥さん(夫)や子供を連れての帰国となると、さらに出費はかさみますね。最悪、年に一回日本に帰国するために、一年を通して貯金する、といった事態にもなりかねません。
月額の支出で最も多いのは家賃
では、東南アジアの現地採用者はどのような生活をおくれば、日本に帰国できるだけの貯金をそつなく行うことができるのでしょうか。
まず、月額の支出で最も多いのは家賃ですね。現地人と結婚すると、その多くの方は貯金をするため、最初はパートナーの実家に住むこととなります。
会話ができないパートナーの両親と一緒に暮らすのは、それなりのストレスがかかりますが、貯金のために我慢する必要があるでしょう。
もし、実家がないのであれば、ゲストハウスなど安いアパートを借りてください。パートナーが現地人であれば、生活水準において文句を言われることはありません。
「自分はプール付のマンションで優雅に暮らすために東南アジアに来た」
そう仰る方もいるでしょうが、物には順序があります。まずは帰国費用を捻出して、余ったお金を貯金に回すようにするのが賢明と言えます。
日本に帰らなくても大丈夫という方もいらっしゃいますが、外国に住んでいるというだけで、知らずのうちに心身ともに負担は蓄積していくものですので、旅行気分で年に一度程度の帰国は推奨します。
スポンサーリンク