プノンペンで渡された外国人用メニュー~カモになる外国人観光客
美しい遺跡を数多く持ち、伝統的な文化を守る魅惑の国カンボジア。
中でも北西部シェムリアップにあるアンコール遺跡はユネスコの世界遺産にも登録されており、一年中世界各国から観光客が訪れています。
アンコール遺跡群は一つ一つ廻って行くとそれこそ一週間あっても足りないほどですし、近くには小規模ながらも貴重な遺跡を展示した博物館もありますので、シェムリアップはカンボジアでも一番人気の観光地となっているのです。
プノンペンが治安が悪く外国人はカモ
しかしこれとは正反対に寂しいことになっているのが首都プノンペン。シェムリアップと比べて華やかな観光地がほとんどなくメインロード以外は未舗装、街中には至る所にゴミが散乱して所々では悪臭が漂っています。
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深夜の外出も危険とされていて銃撃による外国人の殺人事件も珍しくなく、麻薬や買春など東南アジアならではのブラックロードが数々残っており、治安もよくありません。
そのため外国人を見ると「カモ」としてとらえる人も非常に多く、レストランで食事をするとガイドブックよりも遥かに高い金額を請求されることもあるんですね。
安くておいしそうと期待して入ったお店で・・・
カンボジアにはリエルという現地通貨とアメリカドルが流通していますが、小さいお店や郊外ではやはりリエルが圧倒的に人気で、現地の人たちを見ているとやはりリエルで支払っている人たちがほとんどでした。
私がプノンペンに行ったとき、カンボジア人で賑わっている小さなレストランを見つけ、地元の味を試してみようと入ってみたことがあります。
床には信じられないほどのゴミが散乱していましたが、地元の人に人気のところですから安くて美味しいお店に違いないと思ったんですね。
しかし手渡されたメニューに書かれていたのはどれもこれも7ドル以上する東南アジアにしては高級料理の数々。カンボジア人の平均月収からすると一食7ドルはかなりの高級食ですし、そこにいた人のようにパジャマで食べにくるようなものではありません。
私に手渡されたのは値段のところだけリエルからアメリカドルに書き換えられた「外国人用価格メニュー」だったのです。
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