看護のエキスパート専門看護師って何?
看護師の資格は一つしかありませんが、その中で認定看護師や専門看護師などの資格に細分化されるのはご存知でしょうか。
昔の看護婦時代と比べると、現在の看護師は教育体制も充実してきていますし、看護の研究も多くされるようになってきました。
そこで、今回は看護師の中の専門看護師について、ご紹介していきたいと思います。
まずは専門看護師になるためにはどのようなことをしなければならないのでしょうか。
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大学院卒、実務経験は5年以上、専門分野を3年以上がボーダーライン
専門看護師になるためには、端的に、大学院を卒業しなければなりません。加えて、大学院でも論文コースではなく、専門コースという課程を選択し、共通科目や専門科目をはじめ、6週間の実習を終えて卒業しなければなりません。
もちろん、実務経験は5年以上、専門分野を3年以上と、認定看護と同様にボーダーラインが存在します。
私の知人にも専門看護師になるために、現在、大学院に在籍している方が何人かいます。病院勤務をしながら、職場の理解を得て大学院に進学された方や退職をして大学院で学業に励んでいる方、さまざまな方がいらっしゃいます。
しかしながら、専門看護師になるためには、認定看護師になるより、ハードとのことです。
現在では、専門学校卒業して大学に行かなくとも大学院に進学できるシステムがありますので、臨床を経て研究などを行わなければなりませんから、それはハードでしょう。
日本に1000人しかいないスペシャリスト
日本看護協会によると、専門看護師は11の分野がありますが、どの領域も専門性に富んでいます。そして、それぞれの専門性をもつ日本の専門看護師は、約1,000人です。
この数がどのくらいの数字かというと、看護師全体の1%が認定看護師だとすると、専門看護師はわずか0.1%です。
このように専門看護師は、日本の看護を支える上で、重役となっており、今日も対象者へ専門的な看護実践を展開しているでしょう。
また看護者への相談、スタッフ間の調整、教育、そして倫理性を磨きながら、看護研究を行っていくという発展的なポジションにいるわけですね。
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