糖尿病は次の症状が出たら要注意です~口渇・多飲・多尿
早速ですが、口渇、多飲、多尿とくれば、糖尿病の三大症状とも呼ばれているくらい有名な症状です。
初期の段階では、自覚のない場合が多く、 のどの渇きや多尿を感じるころには、糖尿病がだいぶ進行していることがあります。
ではどうしてこのような症状がでてしまうのでしょうか。そうならざるを得ない深刻な状況を解説します。
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口渇、多飲、多尿は糖尿病のサイン
口渇とは「のどがカラカラだ。」「のどがすごくかわいた。」という状態のことをさし、体が水を欲している状態です。スポーツをしているときや、寝起きなど、日常生活の中ではよくあることです。
また多飲といえば、読んで字のごとく、水分を多く摂取するということです。たとえば、味噌汁や漬物を食べたときなど、しょっぱいものを摂取した後に、水を飲みたくなるものです。
そして、多尿ですが、水を飲めば飲むほど体の中の水分が多くなります。体は摂取した水分を調整して余分な水分を尿にして、それを体外に出すことになります。それが多尿です。
糖尿病は、尿に糖がでる病気と書きますが、いわゆる血液中の糖はインスリンが分泌されにくいために、細胞の中に引き込めず、エネルギーにできない状況になります。
つまり、血液中に糖があることで、血糖値が高いという結果が出ます。
体の中でどんなことが起こっているの?
そこで体は何をするかというと、血液中に糖があればそれをなんとか外に出そうとします。そのため、何回もおしっこをすることになるわけです。
そして、おしっこが出た分、体の水分が不足し脱水状態になるので、口が渇き、水分をたくさん要求するという結果になるのです。これが口渇と多飲の原因になります。
このことは血液の中が高血糖状態である以上は、いくら水分を摂取しても体の細胞と水分の浸透圧が改善されません。体の細胞は脱水症状のまま、摂取した水分は尿となって出てしまうのです。
このように糖尿病は、病院での診断を受けなくても、いくつかの症状からある程度わかることがあります。もしこのような症状があれば、早めに病院で検査をしてもらい、なるべく早い段階で治療を行っていきましょう。
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