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アメリカの朝食文化を進化させた目からウロコの卵料理が意外にスゴイ

2014.06.07

アメリカの朝食文化を進化させた目からウロコの卵料理が意外にスゴイ はコメントを受け付けていません

朝ごはんに一番多く使われる食材は卵でしょう。和食、洋食関係なく朝といえば卵料理は付き物です。

ところが日本では外食で朝から食べられる卵料理は限られています。逆にアメリカでは一流レストランの多くが朝食時間に対応しています。

卵料理研究に徹底的にこだわる私が、アメリカンなエッグを全てご紹介しましょう。家庭でもできますので是非トライしてみてください。

その前にちょっとお勉強~アメリカでの卵の位置づけは非常に高いものです

アメリカでは仕事の打ち合わせでブレックファースト・ミーティングと呼ばれる、朝食を一緒に取りながら行う方法がごく一般的です。

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そのためニューヨークなどの大都市のビジネス街では一流レストランが朝から予約を受け付けています。

そうなるとエグゼクティブに提供しても恥ずかしくない、朝食メニューが当然必要になってきます。

その中でも主役といえるのがやはり卵料理でしょう。たかが卵と言えないほどそのメニューは豊富です。

アメリカの朝食文化が進化した背景には、このような理由もあります。

私自身あちらの濃厚で種類の多い卵料理が大好きです。

日本でも最近アメリカンスタイルの朝食を提供するレストランが少しづつ増えてきています。

では実際に卵料理を比較紹介しながら、その違いを見ていきましょう。

まずは定番の目玉焼き、英語だとフライドエッグス~さてその違いは

日本ではそのまま焼いた卵は「目玉焼き」と呼ばれます。

アメリカではフライドエッグスとなるわけですが、近いけれど別のものと言えるかもしれません。

まずこれだけの「調理法」が存在します。

■油
日本では普通のオイルだけですがそれ以外にも
・バター
・オリーブオイル
これらが使用されます

■ステーキ並みに細かく仕分けされた焼き方
注文する側も自分の好みで選ぶことができます

・サニーサイドアップ
これが一番日本の目玉焼きに近いものです

皿の上にsる二つの黄身と白身

・オーバーイージー
これは途中でいちど卵を裏返して焼きますが、これにも種類があります

目玉焼き

▲このように一度フリップしてひっくり返します

・オーバーミディアム

目玉焼きを割った結果

▲このように黄身が半熟状態です

・オーバーハード

目玉焼き断面図
▲このように中までしっかり固く焼きます

・ディープフライドエッグ
これは言ってみれば「卵の揚げ物」といえます。大量の油の中に卵を流し込んで、形を整えながら仕上げていきます。中は半熟が好まれますが、しっかりと揚げた「固揚げ」もあります。

■作り方
・まず油を熱します

鍋の温度を計る

▲これは華氏表示ですのでお間違いなく

・そしてそこに卵を流し込みます
これはあまり自宅で作るのは向いてないかもしれません。なんせ油が飛び跳ねますし、やけどをする危険もあります。

広めのキッチンを使用するようにしましょう。

鍋に卵をいれる

▲家で作るときは注意です

・最後に形を整えながらキツネ色になるまで揚げます

▲まさに卵の揚げ物です

・このディープフライドエッグのバリエーションとして、このように衣を使用するものもあります。

揚げた卵

▲まるで卵の天ぷらのようですね

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これも良く好まれるポーチドエッグ

熱湯の中に少しワインビネガーなどを入れて作ります。そうすると自然と白身部分が黄身を包み込むようにできあがります。なければ酸などで代用しても構いません。

食べ方や盛りつけのバリエーションは色々とあります。

トーストの上に卵

▲美味しいそうにできています

オーソドックスなゆで系にも種類はあります

茹でる時間はお好みで指定するのがアメリカンスタイル、ちなみに私の好みは3分30秒です。

慣れてくると30秒オーバーしただけで違いがわかるようになります。この時間は熱湯の状態から、卵を茹でる時間となります。

エッグスタンドはここでは必需品ですので、ちゃんと用意しましょう。

▲これは多分4分少しの作品でしょう

パンに卵の黄身をつける

▲このようにディップしていただきます、これは4分半ものですね

バリエーションでこのような燻製のような作り方をしたものもあります。

おしゃれな朝ごはん

▲盛りつけがかわいいですね

卵料理の王様はたっぷりチーズとベーコンのハーモニー「エッグスベネディクト」

これは見るからにカロリーは高そうですが、一度食べるとやみつきになります。ベースとなっている卵はポーチドエッグを使います。

最近は日本でもいくつかの店で食べることができるようになりました。

ただやはりチーズの濃厚さと、塩分の効いたアメリカのベーコンのサクサク感を表現できる店はまだないようです。

私自身も東京都内のレストランを探して、何軒かハシゴしましたが、明らかにアメリカで食べる味と比べると70点程度の評価になってしまいます。

▲このトロリとした感じと味の濃厚さが秘密です

こんなアメリカンなメニューを用意するお店も増えてきています。アメリカとの距離が少しでも近くなればいいですね。

サラベスというニューヨークに本拠を置くレストランが日本に出店しています。
何店舗かあるようですので一度機会があれば行ってみたいと思います。メニューもアメリカと同じでフライドエッグも焼き方が選べるようです。

卵料理の作り方が書いてある紙

▲多分初めてこのメニューをみると戸惑うでしょうね

その他の卵たち

ここに紹介したものはごく一部です。とても一度では紹介しきれないアメリカンな卵料理の世界です。

たこ焼きのような目玉焼き

▲まるでたこ焼きのように作っていますね

文|床田仁グッチ

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