「お手頃な外車」の代表でもあるミニクーパーは、外国車としては燃費がいいこともあり、ガソリン代が高騰している今、査定・買取でもより有利になっています。
ミニクーパー(mini cooper)は国産車と比較するとやや故障しやすいということでも知られており、高く査定してもらうためには、日頃のメンテナンスをしっかりすることが、普通の車種以上に重要といえます。
ここではそんなミニクーパーを高く査定してもらうためのコツに加えて、中古車市場での相場、ミニ専門店のメリットなどを紹介していきます。
ミニクーパー(mini cooper)の中古車の価格相場(モデル別一覧)
ミニクーパーの中古車市場での価格相場は、モデル別にまとめると下のようになります。
・2002年モデル…13~245万円
・2007年モデル…73万~447万円
・2014年モデル…266万~332万円(新車時価格)
(2014年5月10日時点のカーセンサーnetより)
相場は以上の通りですが、見ての通り2014年モデルは新車価格のみとなっています。まだ登場したばかりなので、中古車の相場自体がないわけです。
2007年モデルの中古車価格が、上限で2014年モデルを上回っているのは、2007年モデルの上限が最初から高かったためです。(新車価格の上限が570万円、2014年モデルは332万円)
ミニクーパーは専門店の方が高額で買取してもらいやすい
ミニクーパーは、一般的な中古車市場に出すよりも、ミニ専門店に査定に出した方が高額で買取してもらえる確率が高い、という話がよく聞かれます。理由は「故障が多い」からです。
故障が多い車種を中古で買う時は、当然だれでも警戒します。しかし、ミニクーパー自体の人気は高いですし、安く手に入れようと思ったら、やはり中古車ということになります。
中古で安く買いたい、でも安全性も欲しい。というジレンマを解決するために、多くの方がミニの認定中古車の販売店を選ぶわけです。
つまり、「普通の中古車市場より専門店の方が売れやすい」このような理由から、ミニクーパーなどミニの車種の場合は、専門店の方が売れやすい、ということが多くあります。(車種や地域・比較する中古車市場にもよりますが)
売れやすいということは、それだけ高く買取してもらえるということでもあります。在庫コストなどが発生しない分、高く買取をしても利益を出すことができるからです。
こうした理由から、「ミニクーパーを高く買取してもらう方法は、専門店に売ること」と多くの人が指摘しています。
実際にはケース・バイ・ケースでしょうが、たしかにこれも一つの有効な方法として、視野に入れてもいいでしょう。
(また故障しやすいと言っても、あくまでめったに故障などしない国産車と比較した場合の話であり、ミニクーパーもそうそう故障はしません)
ガソリン代の値上がりで、今後も査定は有利か
ミニクーパーは名前の通りミニサイズであり、燃費の面でも有利な車です。もちろん、機能勝負の同サイズの国産車と比較したら燃費でも負けます。
しかし、サイズが小さい分、外国車の中では相当燃費のいい部類だといえます。
「外国車に乗りたい。でも維持費が高くつくのは嫌だ」という方々にとって、ミニクーパーはとてもお手頃な選択肢となっています。
・外見がおしゃれ
・小さいから本体価格も安い
・維持費も安い
という条件を満たしているからです。
特に「外見」の部分は、ミニクーパーは40年前からほとんど変わらないレトロなデザインを継承しており、価格などを抜きにして「このデザインが好きだから買う」というマニアの方も多くいます。
実際にはそんなマニアではなかったとしても、「このデザインが好きだから買っている」という「理由」をつけることができるのは、自動車に見栄を求める方々にとっては非常に大きなことです。
「外車に乗ってかっこいい生活をしたい」→「でも、高い外車は買えない」→「そうだ、ミニクーパーにしよう」というわけです。
今後のガソリン代の高騰と、お給料が上がらない現状が続くことを考えれば、こうした選択をする方はますます増えるでしょう。
そうなれば中古車市場でのミニクーパーの需要もさらに高くなり、査定での買取価格も高くなります。
東日本大震災や2014年の消費税増税、温暖化対策税導入などがもたらしたガソリン高(または、それに対する警戒心)は、ミニクーパーなど多くの小型車の地位をさらに高めたと言っていいでしょう。
(震災によって「高まった」というのは、もちろん震災をいい出来事と捉える、という意味ではありません)
ミニクーパーの査定で、高額買取をしてもらうための方法
ミニクーパーに限らずどんな車種でも、「状態をよく保つ」というのは、高額で買取してもらうために必須の努力と言えます。しかし、ミニクーパーの場合は特にその必要性が大きいと言えるでしょう。
というのは、上にも書いた通り、ミニクーパーは国産車よりも故障が多いからです。
「外国車は故障しやすい」という話はよく聞かれますが、ミニクーパーは特にそうした話が多い車種の一つであり、実際に自らメンテナンスをしているオーナーの方はたくさん見えます。
そうした方々は、必要な手入れのやり方を写真付きでホームページなどで紹介して下さっておりますので、ぜひ参考にさせてもらうとといいでしょう。
「慣れてくると、愛着がわく」ということを多くの方が語っているので、最初は面倒臭いと思いながらも、しばらく慣れるまで続けてみるといいでしょう。
ミニクーパーの買取価格は、2年で約30万下がる
2代目モデルは2014年5月現在、最低価格が73万円となっています。(上で紹介した相場表の通り)
これが2年前の2012年1月頃は「100万円を切り始めた」と話題になっていました。
中古車の価格を常にウォッチングしている自動車評論家の籠島康弘氏も、2012年1月23日のAll Aboutの記事で、それを特集しています。
つまり、2年前は100万円前後だったものが、今は約70万円となっているわけです。ということは、単純に考えて「2年経つと30万円価値が下がる」と考えてもいいでしょう。
これはお互い最低価格を比較しているので、最高価格など大きい方で比較すれば「2年経つと60万下がる」など、数字が変わる可能性も多くあります。
そして、最低価格の方だけを見た場合、上の数字を単純計算すると、と「1年で15万下がる」ということです。
査定での買取価格の場合、それをさらに半分にすべきなので、「1年遅れると、査定価格が7.5万安くなる」と言えるかと思います。(上に書いた通り、実際にはもう少し金額が大きくなる可能性があります)
「査定に出すのが遅れると、価格がこれだけ変わる」という一つの参考にしていただけたらと思います。
ミニクーパーで特に高く査定してもらえる車両
ミニクーパーはプレミアつきの車両が特に多く日本でリリースされている車種です。
たとえば2006年にも日本販売専用として「デザイナーズチョイス」というシリーズがリリースされました。
300台限定で、うちミニクーパーは100台でしたが、こうしたプレミアものの車両を査定に出す場合、相当な高額で買取してもらえる場合もあるでしょう。
もちろん、このようなプレミア車両を持っている方は少ないでしょうが、こうした車両を持っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
以上、ミニクーパーの中古車を高値で査定してもらうためのポイントや、中古車価格の目安などを紹介しました。
日頃からメンテナンスをしっかりするのが重要というのはどの車種でも同じですが、ミニクーパーの場合はそれが特に必要というのが大事なポイントかと思います。
いま売却する予定の方も、数年先に売却する予定の方も、メンテナンスを大事にしていただけたらと思います。
最近のコメント