ジムニーの査定 ～全国各地に多数ある専門店で、買取も有利に～

ジムニーは売買を専門に扱うショップが全国に多数あり、一般の中古車市場以外でも査定・買取を活発にしてもらえる車種の代表です。

ここでは、全国各地にあるジムニーの専門店の充実ぶりを紹介しつつ、ジムニーの中古車の価格相場や、高値で買取をしてもらうためのポイントなどを紹介していきます。

ジムニーの中古車の価格相場

ジムニーのモデル別、中古車価格の相場は下のようになっています。

・76年モデル…相場情報なし
・87年モデル…8～178万円
・98年モデル…14～250万円
（2014年5月12日時点の、カーセンサーnetでのデータ）

「モデルが少ない」と思われるかもしれません。実際、ジムニーはこの初代～3代目の中で多数のシリーズを出しており、それらが他の車種でいうモデルチェンジに近いところもあります。

そのため、多くの人々にとって、ジムニーはもっとモデルチェンジをしているというイメージがあるかも知れません。

しかし、正式なモデルとしてはこの3つしか出されておらず、ジムニーは歴史の長さの割には、モデルが少ない車種なのです。

もちろん、それは「それぞれのモデルの完成度が高かった」ということも意味しています。

長くモデルチェンジをする必要がないようなものを毎回（といっても3回ですが）リリースしたからこそ、約40年間、これだけのモデルチェンジで済んでいるのでしょう。

もっとも専門店の多い車種の一つ、ジムニー

中古車の売買では、「特定の車種」を専門に扱うショップも多数あります。たとえばオデッセイ、ハイエース、フィットなども専門のショップがありますが、ジムニーはその中でももっとも店舗が多いものの一つです。

「ジムニー 専門店」と検索すると、その数の多さがわかります。他の車種はせいぜい全国で1～2店舗と言ったところなのですが、ジムニーはざっと見ただけでも10は超えています。

（検索上位に出てこないものも入れるともっとあるでしょう）

具体的に専門店がある地域をあげていくと、山形県のケイプロダクツ、徳島市のアウトクラスカーズ、川崎市のアールブイ・ファクトリー、綾瀬市のアピオ、堺市のジーアイモータース、羽曳野市のジムケンタックなど、かなりの店舗数があります。

専門店の方が、ジムニーの買取価格は高くなるか？

ジムニー以外の専門店の場合、「高くなるかも知れないが、車両の輸送費を考えるとプラマイゼロ（あるいはマイナス）」ということがほとんどです。全国に1～2店舗しかないのですから、それも当然でしょう。

（近くに住んでいる方なら、十分利益が出る買取価格を提示してもらえるかも知れません）

このように他の車種の場合「店舗が少ない」ということがマイナスして、専門店の意味がなかったのですが、ジムニーの場合これだけ専門店が多いので、買取のプラスに働く可能性は十分あります。

・各ショップのレベルが高い

ジムニーの専門店サイトを見ていて驚くのは、そのレベルの高さです。他車種の専門店の場合、いかにも個人経営のショップという感じで、地味な作りのサイトが多いです。
（注：書かれているサービス内容はしっかりしています）

しかし、これに対してジムニーのサイトは、大半がプロレベルのデザインで圧倒されます。上記で例にあげた神奈川県、大阪府でそれぞれ2箇所ありますし、他にも複数店舗がある都道府県がいくつかあります。

これだけ競争が激しければ、当然仕入れ（買取）も他の店にいい車両を取られないよう、高めの査定価格をつけてもらえる、ということも多いでしょう。

・経営努力をしている店舗は、高く買い取ってくれる

ジムニーの専門店がおそらく高く買取をしてくれるだろうと予想できるのは、競争の激しさもありますが、「経営努力」にもあります。

サイトのクオリティを見てもわかる通り、どのショップも非常に経営努力をしているので、コスト削減などを徹底することで、少しでも高い買取をしてくれる、ということが予想できます。

「経営努力と競争の激しさはイコールでは？」と思われるかもしれません。たしかに似ていますが、「競争の激しさ」の場合は、「利益が出なくても、ライバルが多いから高く買取せざるを得ない」というものです。

つまり、「無理な仕入れをしている」ということです。

これに対して「経営努力」の場合は「無駄なコストを削って余裕があるから高く買取できる」というものです。つまり「無理のない仕入れ」ということです。

もちろん、その努力をしなければいけない、というモチベーションは競争の激しさから来ているので、そういう意味ではイコールかもしれません。

いずれにしても、サイト一つを見てもジムニー専門店の世界は、特に経営努力をしていることがわかるので、そうした所の査定なら期待していいですし、信頼していいでしょう。

同時に、一般的な一括見積もりもしてみるべき

上記のように専門店での査定をかなりおすすめしてきましたが、一般的な車種でもするようなネットでの一括見積もりも、同時にすることをおすすめします。

というのは、「専門店が高く査定してくれる可能性が高い」というのは、あくまで「可能性」だからです。

実は、競争が激しい分査定を渋くせざるを得ないかもしれませんし、実際に高く査定してくれるかどうかはわからないものです。

そして、その査定価格が高いか安いかも、一般的な査定価格を知らないことには判断のしようがないでしょう。

・どの道一括見積もりが必要

言い換える「どの道一括見積もりが必要」ということです。専門店以外も含んだ多くの買取業者から簡易査定を受けることで、初めてご自身の車両の一般的な査定価格がわかるでしょう。

それをもってして初めて、専門店が提示した査定価格が高いか安いかもわかるわけです。どちらが先でもいいですが、どの道どこかのタイミングで、一括査定は利用した方がいいといえます。

初代モデルの買取依頼は、専門店の方が有利

一般的なジムニーの場合は、ここまで書いたように、専門店と一括見積もりの両方で見積もりを見るのがいいでしょう。しかし、70年代からの初代モデルの場合は、専門店の方が断然いいといえます。

普通の業者に見積もりをしてもらっても高値がつく可能性はありますが、やはり初代モデルのプレミア価値をわかってくれるのは、専門店とそこにあつまるマニアの方々だけでしょう。

そちらの方が、断然大きなプレミア価格がつく可能性があります。

「個人商店でそんな高いのを買い取れるのか？」と思われるかも知れませんが、ジムニーの専門店はしっかりした株式会社のところも多いですし、「仲介」という形なら、引き取るためのコストは気にせずに済みます。

（ネット上で車両の情報だけ公開して、買い手が見つかってから初めて車両をショップに引き渡す、となるわけです。ショップが車両を引き取るためのお金は買い手の方が出してくれるので、ショップに現金がなくても大丈夫です）

もちろん、それだけプレミアのついた車両を持っている方はまず少ないですし、いまでも問題なく走行する車両も少ないでしょう。

なので、このような売買のケースはめったにないとは思われますが、仮にあった場合は、その時こそ専門店の出番、ということができるでしょう。

まとめ

以上、ジムニーの専門店の情報をはじめ、中古車の価格相場などの情報をまとめさせていただきました。

単純に車を売却したいというだけでなく、しかるべき人に渡したい、と考えている方にとっては、このように意欲のある専門店があふれている状況は、うれしいものかも知れませんね。

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