今さら聞けない~ジェネリック医薬品って何?
医薬品のCMなどで耳にするようになった「ジェネリック」と言う言葉ですが、
ジェネリックとは、そもそもどういったものなのか?医薬品の成分の名前なのか?とあまりよくわからない方も少なくはありません。
さも当然のように専門用語を出されても、その場は何となく流してしまい、聞くに聞けなくなってしまったという方もいることでしょう。
一般用と医療用の違いを知ろう
医薬品の宣伝などで目にすることの多いジェネリックですが、そもそも、医薬品は大きく2つに分類されます。
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一つは誰もが知っている「一般用医薬品」。
薬局やドラッグストアと言った医薬品を扱っている場所であれば、どこでも手軽に購入することが出来る市販薬になります。風邪薬や目薬、胃薬など様々な一般用医薬品があります。
もう一つが「医療用医薬品」。医療機関で診察を受けて処方してもらうことで手に入る医薬品になります。
病気の治療などで必要になる医薬品であり、一般用医薬品に比べて効果が強い反面、副作用などの問題があるため、ドラッグストアなどで扱われることはありません。
大別すればこの2種ですが、医療用医薬品は更にここから2種類に分類されることになります。
廉価版こそがこの名前
多くの時間と費用をかけて製薬会社が作り出す「新薬」と、新薬の特許期間の切れた医薬品をメーカー以外が製造販売している廉価版の薬。
この廉価版こそが「ジェネリック医薬品」と呼ばれるものになります。
過去、勤務先でジェネリック製品についての質問をされたことがありますが、やはりジェネリック製品と言うもの自体がどんなものであるのかが不明瞭であるといった意見を聞きました。
中には、わけの分からない薬は飲みたくない、という方も実際にいました。
成分・効果はオリジナルと同じです
当たり前のように使われているジェネリックと言う言葉ですが、どういった経緯で作られ、どんなものに対して使われる言葉なのかと言うことをもっと広く知ってもらう必要があると思いました。
ジェネリック製品は廉価版と言った例えを出しましたが、成分を含め、薬としての存在はオリジナルと同様のものとなりますので、安いから効果が薄いといった心配はありません。
開発などに欠かすコストがなくなる分、安く製造販売する事が出来るというだけのものなのです。
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