ある薬のせいで熱中症にかかりやすくなるって知っていましたか?
飲んだ薬のせいで熱中症になりやすくなるとしたら?ちょっと驚きですよね。
薬は本来、体の不調を治すためのものです。ですが、飲むことで逆に健康を害することがまれにあります。
いわゆる副作用などと言われるものですが、その副作用が思わぬ形で現れることがあります。
夏場などは熱中症の危険がつねにあり、水分の補給などが必須といわれています。しかし、薬を飲むことで熱中症になりやすくなることもあるのです。
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なぜ熱中症が起こる?
熱中症は体温が必要以上に上昇することで起こるものです。
程度にもよりますが、毎年、熱中症での死亡事例などが報告されています。このことから、熱中症の危険性は十分に伝わるでしょう。
体温を下げるためには、汗をかく必要があります。汗をかくことで体温の上昇を抑え、熱中症を予防することが出来ます。
そのため、夏場は水分補給をしっかりとする必要があるのです。
抗コリンは汗を出す働きを弱くする
薬の中に抗コリンとよばれる作用を持つ薬があります。
この作用のうちの一つには汗を出す働きを弱くすることがあり、汗をかきにくくなった体は体温の調節が上手くできずに熱中症になりやすくなってしまいます。
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抗コリン作用を持つ薬には、パーキンソン病や頻尿の薬などの一部に強い抗コリン作用を持つ薬などがあります。
他にも一般的な薬では、酔い止め、総合感冒薬、咳止め、胃腸薬の中に入っている場合もあります。
あわせて十分な水分補給が大切
普段、何気なく飲んでいる咳止めや胃腸薬にも含まれていることがある抗コリン作用は、薬としての効果は十分に高いものです。
しかし、使い方やタイミングを間違えると思わぬ副作用で痛い目を見ることがありますので、出来るだけ注意をしなければいけません。
実際に、抗コリン作用を含む薬を服用していた高齢者の方が、熱中症対策をせずに、夏場に倒れてしまったと言う話を聞いたことがあります。
仮に抗コリン作用を持つ薬を利用していても、十分に水分を取ることで、ある程度の汗を流すことは出来ます。
完全に汗が出なくなると言うわけではありませんから、抗コリン作用を持つ薬を使用する際には、あわせて十分な水分補給を心がけるといいでしょう。
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