そもそも薬はどのようにして効くの?
薬と一言に言っても様々な薬があります。
風邪を引いた際に飲む薬、飲みすぎや食べすぎの際に飲む薬、怪我をした際や頭痛など痛みを感じた時に飲む薬。
さっと挙げただけでもこれだけの薬があり、それぞれが各社メーカーから製造販売されているのです。
種類の多い薬ですが、いずれの薬も体の中で作用するということに違いはありません。
では、薬が体の中で効果を発揮するメカニズムはどういったものかと言うことを考えてみましょう。
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人の体に及ぼす作用には様々なパターンがある
専門的な話になりますが、薬が人の体に及ぼす作用を薬理作用と呼んでいます。
この薬理作用にはいくつかのパターンがあります。
たとえば制酸剤のように薬の性質によって体に作用していくものや、アスピリンなどのように化学反応が起こるのを助ける酵素の働きを遮断して作用するもの。
それからカルシウム拮抗薬などのように、イオンチャンネル(物質を細胞に取り込むこと)に作用して効果を現わすものなど、様々なパターンがあります。
簡単に言えば、薬そのものの成分が作用するもの、体内にある酵素の働きを抑制するもの、細胞などに作用して効果を発揮するものなどになります。
また、細胞膜の表面に存在する受容体を介して効果が発揮されるような薬の効き方もあります。
受容体と言うのはレセプターとも呼ばれるものですが、通常、体の中で産生される生体内活性物質(ホルモンや神経伝達物質など)が結びついて、それに細胞が反応することで体の活動が維持されています。
ごくごく一例ですが、この受容体を通して薬の効果を神経伝達物質として体へ送ることで効果が現れる、という薬の効き方もあります。
相乗効果で互いの効果を引き出す
薬は、小さな錠剤や粉末、カプセルの中には様々な成分が配合されており、それらが相乗効果で互いの効果を引き出し、病気に対する効果を発揮します。
過去、調剤薬局での勤務で薬の作用機序について質問をされたことがありますが、分かりやすく薬の効果を説明することの難しさを痛感した記憶があります。
専門用語では説明ができませんから、わかりやすい言葉で適切に伝える方法を薬剤師も習得しなければならないと思った出来事でした。
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